こんにちはTANAKAです。いよいよ打合せ・足場組みが終わって塗装工程が本格的にスタートしたのでリアルタイム実況レビューしていきます。
2021年5月20日に打合せが始まって、その後5月25日に足場組みが完成。
あとは空模様(雨の具合)や外壁塗装業者のスケジュールなどを調整して、5月28日に本格工程が始まりました。
この外壁塗装ブログも塗装工事が始まらず更新できませんでしたが、ここからは連続的にレビュー記事をアップしていけるかと思います。(ただリアルタイムなので変更時はご了承ください)
5月28日:まずは屋根カバー工法の下処理
外壁・屋根塗装・カバー工法を同時に依頼したため、まずは上から順番「屋根カバー工法の下処理」スタート。
うちの場合は既存のスレート葺き屋根のうえから、ガルバリウム鋼板を新たに貼っていくという屋根カバー工法です。ガルバリウム鋼板を貼る前の下処理としてベニヤ板を貼っていきます。
このガルバリウム鋼板による屋根カバー工法はおもに、既存屋根のうえに直接ガルバリウム鋼板を貼るパターン、ベニヤ板を貼ってその上にガルバリウム鋼板を貼るパターンの2種類があります。
- ガルバリウム鋼板を直接貼る‥雨音などの遮音性が低い。太陽熱の遮熱性が低い。
- ベニヤ板を挟んでガルバリウム鋼板を貼る‥遮音性・遮熱性が高い。
既存屋根の上に直接ガルバリウム鋼板を貼るカバー工法は、値段は安いですが雨音や熱を吸収しやすくその後の居住性が低下する恐れがあります。
私の場合はやや値段は高価になりましたが、ベニヤ板をはさんでガルバリウム鋼板を貼るスタイルを選びました。その後の雨音や熱問題は安心です。
というわけで、まずは「ベニヤ板の施工」です。
既存のスレート屋根にはとくに手を加えるわけでもなく、そのままベニヤ板を貼っていきます。
大きな音がすることもなく、たまにベニヤ板をカットする電気のこぎり音が聞こえる程度。かなり静かに作業が進んでいきます。
既存のスレート葺屋根には割れた部分もありますが、どうやらそのままベニヤ板が貼られていきます。
たぶんベニヤ板をガッチリと固定するので、とくに既存屋根が割れていても問題ないのでしょう。ベニヤ板を貼った時点でそれだけ防水効果が高いのではないかと思われます。
こうして見ると、ベニヤ板の厚さはけっこうあります。
すでに既存のスレート部分よりも厚みがあることがわかり、これまでとは比べ物にならないほど高い防音性・熱反射性をこの時点で想像できます。
それにしてもスレートと比べると、かなりベニヤ板の厚みがわかります。
このベニヤ板の上にガルバリウム鋼板が貼られることを考えると、とんでもなく高い遮音性や遮熱性が期待できます。いままでの屋根は何だったのか‥と思ってしまうほどですね。
ここまでの作業工程を見ただけでも「ベニヤ板を挟むカバー工法」というのは思った以上に高性能で、やや値段が高くなりましたが「下処理の時点ですでに選んでよかった」と思えるほどしっかりした屋根カバー工法かなと。
遮音性や断熱性の高さはベニヤ板の厚みを見ただけでもわかりますが、さらに耐久性アップも期待できるようなので台風なども安心で、値段相応の価値は十分にあるのではないでしょうか。
このあと、ベニヤ板のうえにガルバリウム鋼板を貼られる日が楽しみです。
ベニヤ板の詳細はこんな感じのようです。
私は詳しいことがわかりませんが、外壁塗装業者のかたであればどんな性能を持つベニヤ板なのかよくわかるのではないでしょうか。
このようなベニヤ板が既存屋根の上にびっしりと貼られていき、屋根カバー工法の下処理が完成していきます。
屋根カバー工法の下処理完成(2階部分)
うちは2階建てで、いわゆる最上階の屋根部分だけ下処理が終わりました。
どうやら今日の作業はここまでのようで、ガルバリウム鋼板が準備してあるということは次回このまま貼ってしまいそうです。
これがガルバリウム鋼板でしょう、きっと。
外壁塗装業者の担当者(岩崎さん)に聞いてみたら、このガルバリウム鋼板を横貼りするのだとか。
もし縦貼りだったら何だか倉庫みたいで貧弱になりそうだなと思っていましたが、横に貼るということでちょっと安心。同じガルバリウム鋼板屋根でも家としては見た目がいいのではないかと思います。
どうやら、ベニヤ板の上に貼ってあるのは防水カバーのようですね。
しっかりと隙間なく密着させてあるので雨が降っても入り込む隙がなく、完璧な防水加工がしてあるようです。
手でめくってみたら被せてあるだけだったので、このカバーを剥がしてガルバリウム鋼板を貼るんでしょう。
ちょっと、1階屋根部分を2階の部屋から覗いてみます。
1回屋根部分を覗いてみると、今日の作業で出た木のクズがたくさん。
こんなに木クズが出てたんだなぁと改めて驚くとともに、足場のネット部分から外には出た形跡がないので、足場ってかなり優秀に作られているんだなと思いました。
でも1階屋根部分って、足場があるのにどうやって下処理をするのだろうかと疑問。
2階の工事をするため1階屋根に足場が組んであるので、ここをどうやって下処理をするのか楽しみです。
もしかして2階屋根部分を完全に終わらせて、この足場は撤去?
たぶんそうですね、じゃないと1階屋根部分の下処理なんて出来ないから。
足場業者って最初と最後だけじゃなくて、途中でも撤去作業をするということがわかりました。(予想だけど)
ということで、本日のカバー工法下処理は完全に終了。
今回もいろいろと勉強になった1日でした。
屋根カバー工法の下処理をしてわかったこと
とにかく「ベニヤ板の厚みがハンパなかった」という印象。想像していたより重厚なベニヤ板でスレート部分と比較して3倍以上はあろうかという厚みでした。
ほかに、カバー工法の下処理を体験してこんなことがわかりました。
- 高圧洗浄はしなかった。(たぶん乾燥状態を保つため)
- 下処理作業そのものは、あまり大きな音を立てず静かめに進んでいく。
- 洗濯物を外に干していても汚れは気にならない。(足場が優秀)
- ベニヤ板の清々しい良い香りが部屋の中まで入ってくる。
- 屋根が頑丈になっていく様子がなんとも気持ちいい。
- まず2階屋根部分のガルバリウム鋼板貼りまで完成させる。
今日(5月28日)の最高気温は26度ですが、下処理が施された部屋の室温は抑えられていますね。
いつもなら、2階の部屋はかなり暑くなります。
1階部屋に比べてとくに2階の部屋は猛暑だったのですが、ベニヤ板による下処理が進んでいくほど室温が下がってきて快適に過ごせるようになりました。ベニヤ板だけでもすでに遮熱効果ありです。
さらにガルバリウム鋼板が貼られるともっと快適な環境になると思うので、ベニヤ板をはさんだカバー工法のパワーをまざまざと見せつけられた気がします。実際の体感としてかなり違うのがわかりました。
今回は外壁・屋根塗装・カバー工法のうち「カバー工法の下処理」をレビューしました。
つぎは「外壁・屋根塗装(カバー工法)体験談④2階ガルバリウム鋼板貼り」について記録していきます。
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