前回の、軒天塗装剥ぎ作業はこんな感じ。
いわゆる軒天に塗られている古い塗装を、高圧洗浄によって取り除くという作業です。白く残って見えるのが古い塗装で、私の家では古い塗装にアスベストが使用されていたようです。
だいたい軒天の古塗装が剥がれたのでつぎのステップへ進み、今回の「ジョイント部の接合作業」になりました。
6月15日:ジョイント部の接合作業
今日6月15日の天候はもうひとつで、いまにも雨が降りそうな曇天となりました。
ちなみにジョイント部というのは、外壁などの「接続部分」を指します。
このような部分をジョイント部と呼んでいるそうです。
いわゆる隙間が空いている部分に接着ボンドを埋め込んで、完全に外界との接触を遮断するという作業。このジョイント部の接着工程によって水や塗料の侵入をシャットアウトし、徹底的に外壁下地素材を守るというものです。
つまり「家の根幹部分を完全に防御する」という工程。いたって地味な工程ではありますが、外界から外壁内部を守るための極めて重要な作業といえます。
このジョイント部の接合作業に先立って、まずは窓サッシなどのカバー作業(マスキング)が行われました。
このマスキング作業が行われると窓を開けられなくなるので、不用意に開けてしまわないよう注意。
とはいえ全ての窓枠をマスキングするのではなく、まずは2階の窓部分だけマスキングが行われたので完全に換気ができないということはありませんでした。しっかりと考えられているようです。
そして今回の工程「ジョイント部の接着作業」へ移っていきます。
外壁や軒天にあるすべての隙間へ接着剤を流し込むという作業で、今回は職人さん1人での作業です。
とくに軒天部分などは中途半端な体勢による作業になるので、かなり大変な工程だなと思いました。地味に1ヵ所ずつ接着剤を塗り込んでいきますが、隙間の空いている箇所はかなり多く見られるので大変さがよくわかります。
きっと、握力のほうも相当キツくなってくる作業ではないでしょうか。
とくに軒天のジョイント部は接着剤を塗っただけでは定着が乏しいので、そのあと指でしっかりと撫でてジョイント部の奥まできちんと塗り込んでいる光景が見られました。
このように外壁や軒天のジョイント部へ接着剤が塗り込まれると、このような感じになりました。
白く見える部分が、今回の工程「ジョイント部の接着作業」による箇所です。
一部光って見える部分はよくわかりませんが、たぶん塗装の下塗りテストしているのではないかと思います。
それにしても20年ほど経過する外壁はかなりカサカサとした艶のない表面で、素人の私から見てもまったく防水効果などが感じられないと改めて思いました。
これでは雨水をすべて外壁が吸収してしまい、本当に家が大変な状況になるところ。この度は外壁塗装を思いついて良かったとつくずく感じました。
こんな感じですべてのジョイント部の接着処理が施され、1人の職人さんによって2階部分の作業がすべて終了。
このジョイント部の接着作業が行われると、どうしても「接着剤の臭い」を感じるようになります。
シンナーのような油性系の臭いが部屋の中へ入ってくるので、もし苦手な場合は避難しておいた方がいいかもしれません。そこまで強い臭いではないものの、継続的になんとなく香ってくるといった感じでシンナー系の臭いがします。
ほかには大きな騒音がするわけでもなく、気になる点はほぼありません。2階部分の作業とはいえ1階の部屋まで臭いは感じるのでその点だけ注意が必要です。
ということで今回の「ジョイント部の接着作業」はすべて終了。
2階部分だけですがこのように隙間がすべて塞がれて、完全に外界との接触が遮断されました。
経年劣化による外壁のひび割れ部分なども同時に接着作業が行われたので、これで雨水が侵入してくることもなくまずは一安心といったところです。
今回は2階部分の接着作業だったので、つぎは1階部分を作業するのでしょうか?
また詳しくレビューしていきます。
ジョイント部の接合作業を体験した感想
今回のジョイント部における接着作業では、私は個人的につぎのような感想を持ちました。
- どうしても接着剤(シンナー系)の臭いは感じる。
- とくに大きな作業音は感じない。
- すべての隙間が埋まっていくので防水性向上になることがわかる。
今回の作業において気になる点はとくにありませんが、ただ「臭い」だけは注意した方がいいかなと思います。
そこまで強い臭いではありませんが、シンナー系の臭いに敏感であれば避難しておいたほうが無難であると私は感じました。ただあまり気になるほどの臭いではありません。
この作業と同時に、少しずつ塗料?と思われる一斗缶が運ばれてきました。
このように塗料関係の一斗缶も運ばれてきたので、そろそろ本格的に外壁塗装の下塗り工程がスタートする予感がしています。
これら塗料が使用され始めたら、きっと臭いももう少し強く感じることになることでしょう。
ということで今回は「ジョイント部の接着作業」でした。
つぎは2階の軒天部分などから、いよいよ外壁塗装の下塗りが行われるようです。
こちら。