
こんにちはTANAKAです。前回の2階ガルバリウム鋼板貼りで残っていた主棟・隅棟部分を貼る作業です。
前回終了時はこんな感じ。
2階部分の屋根カバー工法で「主棟・隅棟」を残して作業が終わっていました。
そして今回はいよいよ主棟・隅棟部分のガルバリウム鋼板貼りということで、ついに2階部分の屋根カバー工法が今回で終了という形になります。
5月31日:2階屋根カバー工法仕上げ
今日も屋根カバー工法作業が終了したので、いつものように2階屋根部分まで足場を登っていきます。
そして2階屋根に到着すると‥
前回の作業で残っていた「主棟・隅棟部分」にガルバリウム鋼板が貼られていました。
これで2階屋根部分のカバー工法は終了のようで、いよいよ屋根らしく。以前のスレート葺屋根と比較してみると誰が見ても美しさは段違いです。(職人の足跡は残ってますが)
こうして見ると、かなり美しい屋根になったと思います。
やはりスレート葺屋根も、20年以上経過すると耐久性もなくなって防水性能どころか色まで剥げてしまいます。
スレート葺屋根も10年ごとに屋根塗装を行っていればここまで色が剥げることもなかったと思いますが、私が無知で20年以上も放置してしまったため劣化がひどくこの状態です。
ちなみに屋根色については黒色を選ぼうとしていましたが、私が屋根色をネイビー色に決めたのは少しでも反射率をアップさせ耐久性向上を狙ったため。黒とネイビーでは反射率にそこまで大きな違いはありませんが、わずかでも太陽光を跳ね返してくれればという想いを込めました。
新しいガルバリウム屋根は職人さんの足跡こそ残っていますが、きれいに洗浄されればきっと美しいネイビー色が姿を現してくれることと思います。
これが隅棟部分の先端で、シャキッと尖ってシャープな感じでカッコいいです。
ちなみに屋根カバー工法をすると、雨樋の位置を変えなくてはいけません。既存屋根にベニヤ板で下地処理を施したうえにガルバリウム鋼板を貼るため、かなり屋根に厚みが出るため。
写真ではわかりづらいですが、雨樋との距離がけっこう離れてしまっています。
このままでは雨が流れたとき雨樋に入らず下へ落ちてしまうので、屋根カバー工法を行ったら雨樋の位置調整をするか、もし劣化していれば新しい雨樋へと交換する作業が必要です。私の場合は雨樋の劣化が激しかったので、新しく交換してもらうことにしました。
でも雨樋交換もけっこうな出費で、1階2階部分の雨樋を全交換すると約50万円ほどの費用となりました。また大きな金額ではありませんが既存の雨樋処理費用も同時にかかります。
隅棟部分をアップにしてみると、途中でつなぎ合わせてありました。
やはり1本で通すにはムリがあるようで、こうして近い距離で見ると気になりますが、きっと遠目で見ればそこまで気になるほどの継ぎ目ではないのでしょう。
主棟・隅棟部分の継ぎ目アップです。
上の部分はどうやら溶接してあるようで、継ぎ目も見当たらず自然な見た目になっているのが分かります。
やはり上の部分は、雨水対策として溶接してあるのかな?と。
太陽の当たる角度によって陰影がつき、隅棟の色合いも違って見えます。
いままで黒色のスレート葺屋根だったので、これからはこうした光の印影によって違った色合いが楽しめることがわかりました。やはり屋根の色を変えてみるって楽しいですね。
というわけで、今回は「2階部分の屋根カバー工法仕上げ」をレビューしました。
これでまだ2階部分だけですが、屋根カバー工法は終了になります。
屋根カバー工法をやってわかったこと

いよいよ屋根カバー工法の完成ということで、作業を目の当たりにしていくつかわかったことを書き残しておきます。
- 作業日数はけっこう短かった。(下地ベニヤ板貼り1日・ガルバリウム鋼板貼り2日)
- ベニヤ板貼りはカットする音などあり、ガルバリウム鋼板貼りはほぼ音なし。
- ベニヤ貼り工程では窓を開けていると部屋にクズが入ってくる恐れあり。
- ベニヤ板が貼られた時点で体感的に室温低下が確認できた。(遮熱性向上)
- ガルバリウム鋼板をまじかで見ると想像以上に美しかった。
今回は2階屋根部分ということもあり作業日数的にはあっという間で、全行程3日間でカバー工法が完成しました。運よく雨が降らなかったので、もし雨降日があればもう少し長引いていたのかもしれません。
また下地処理として12㎜のベニヤ板が使用されましたが、実際に2階部屋へ入って見るとこれまでのような暑さは感じず快適な室温になったような気がします。(かなり確実)
とはいえ屋根カバー工法を行う業者によってベニヤ板の厚さが異なる様なので、事前に確認しておくといいかもしれません。とくに悪質業者になるとベニヤ板も薄く遮熱性や遮音性にはあまり変化がないという場合もあるようです。
私はガルバリウム鋼板ってチープな印象になるイメージを持っていましたが実際には違い、けっこう重厚感のある美しい屋根素材だなと感じました。もしガルバリウム鋼板屋根に安っぽさを感じていれば、そこまで気にすることはないと思います。
ただし屋根カバー工法のガルバリウム鋼板貼りには「縦葺き」「横葺き」があり、より瓦に近いイメージとなるのが「横葺き」です。ヨーロッパなどの欧風屋根といった印象になります。
ということで、次回は「2階の外壁塗装」の工程へと進むのではないかと思います。
上から順番に工程を進めないと1階屋根部分に設置された足場を撤去できないので、2階屋根&外壁塗装➝1階屋根&外壁塗装という順で進んでいくと思われます。
まずは「外壁塗装前の洗浄」から始まります。
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