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外壁・屋根塗装(カバー工法)体験談⑥外壁塗装前の高圧洗浄

こんにちはTANAKAです。前回で2階屋根カバー工法が終了して、今回からの工程は「外壁塗装」へ進んでいくようです。

ちなみに仮設足場の関係もあり、上から順番に作業が進んでいく模様。

1階屋根部分を窓からのぞいてみると、このように2階作業用の仮設足場が乗っかっています。

1階屋根部分の仮設足場

2階部分を完成させないと、この仮設足場は撤去できません。

したがって2階外壁塗装をまず完成させ、2階へ続くこの仮設足場を撤去、1階部分作業へ移行するという流れ。

その1つ目の作業工程が、今日行われる「高圧洗浄」です。

6月4日:外壁塗装前の高圧洗浄工程

今日はあいにくの雨模様のなか、外壁塗装前の高圧洗浄が行われます。

6月4日:外壁塗装前の高圧洗浄工程

6月4日:外壁塗装前の高圧洗浄工程

雨の中なのに作業をしてもらって大変だなぁ~なんて考えていると‥なんと驚いたのが、外壁塗装前の高圧洗浄というのは「雨の日」が最適なのだそうです。

外壁施工会社の担当者(岩崎さん)に話を聞いてみると、

晴天時は高圧洗浄によってほこりなどが舞い上がり、その結果「壁面に付着しやすいから」なのだとか。

雨によって細かなチリなどが下へ落ちてくれるから雨降りのほうが最適なのだそうです。

とくに今日(6月4日)は、強めの豪雨が予報されている日。

しかし、多めに雨が降るほど外壁塗装前の高圧洗浄としては好都合。まさに「絶好の洗浄チャンス」ということで、外壁塗装素人の私としてはとても驚きの瞬間となりました。

ということで、まずは2階外壁部分の洗浄から。

2階外壁部分の洗浄準備

このように、業務用のエンジン式高圧洗浄機をセッティング。

ちなみに水道から水を提供しなければいけません。そのセッティングなどは施工業者がすべて行いますが、一応の情報として書き残しておきます。

2階外壁の高圧洗浄

高圧洗浄機の先っぽだけを持って、2階外壁の洗浄へ上がっていかれました。

ちなみに高圧洗浄がはじまるまでに、全ての窓を施錠しておかなければいけません。施錠せずただ閉めただけの状態では高圧洗浄によって窓が開き水が入ってきてしまうので、かならず施錠が必要です。

2階外壁の洗浄

外壁洗浄がはじまると、思った以上の「騒音」が響き渡ります。

ハイパワーな業務用高圧洗浄機が使われるためまずはエンジン音。ずっとエンジンがかかりっぱなしになるので、洗浄作業がはじまると休憩時間を除いて継続的にエンジン音が響きます。

ただエンジン音はそこまで大きな騒音ではなく、もっと大きいのが水圧による騒音。業務用の高圧で洗浄していくので外壁へ水が当たる音がかなり大きいです。

私の感覚では「すぐ近くを飛行機がずっと飛んでいる」という感じの騒音で、テレビの音などはまったく聞こえず。もし赤ちゃんがいれば絶対に泣くレベルの音なので家の外へ避難させておいた方がいいです。

とはいえ、施工業者さんは一生懸命に作業をしてくれているので感謝。

どんどん外壁をはじめ家の周囲がきれいになっていくのは、見ていても気持ちがいいの一言です。

2階外壁部分の高圧洗浄が終わるとこんな感じ。

2階外壁部分の高圧洗浄終了後

1階屋根部分に、白っぽいカケラが乗っているのは「軒天」の古い塗装です。

軒天の古い塗装が剥がれそうな箇所は高圧洗浄で落ちてしまうらしく、高圧洗浄後はそれが1階屋根上に白い破片となってたくさん乗っかっていました。

別の角度から見るとこんな感じ。

軒天の古い塗装

軒天の古い塗装

白っぽく見えるのがすべて軒天から剥がれた古い塗装で、1階屋根上にびっしりと乗ってます。

ちなみに1階屋根の隅棟がグニャグニャになって見えますが、今回の作業によって職人さんが歩いた跡です。このあと2階屋根に引きつづき、1階屋根もカバー工法をおこないどうせ取り換えてしまうので問題ありません。

古い塗装の剥がれた軒天はこんな感じ。

古い塗装の剥がれた軒天

どうやら高圧洗浄で剥がれない部分と、劣化によって剥がれてしまう部分があるようですね。

外壁については高圧洗浄によってキレイになっていると思いますが、正直いってあまり良く分かりませんでした。普段からよほど外壁に興味を持ってみていない証拠なんだと思います。

ただ言われてみれば何となく「白っぽくなってるかな?」という感じで、きっと目地やコーキング部分などをよく見れば洗浄されてかなりキレイになっているのでしょう。今までに染みついた「垢」がさっぱりと洗い流されたようで、外壁塗装前ですがこの時点で一皮むけリニューアルされたような気がします。

ただ、1つだけ問題発生!

問題発生

なんと窓枠(サッシ)の隙間から、高圧洗浄水が室内に入り込むというアクシデント!

問題発生

施錠していても、こんなハプニングに襲われる場合もあります。

この窓1ヵ所だけでしたが窓枠(上部)から高圧洗浄による水が入り込んで、けっこうな勢いでポタポタと落ち水溜りができていました。慌てて作業をストップしてもらいタオルを敷きましたが、やはり築40年以上の1戸建てということでこんなアクシデントもあるようです。

このアクシデントは家の歪みなどが原因となっているため、完全にどうしようもないですね。私たちができる対応といえば、高圧洗浄がはじまる前にすべての窓枠下へタオルを敷いておくことでしょうか。

もし築年数の経過している一戸建ての場合は、このようなトラブルが起こる可能性もあるのでご注意ください。

その後は1階外壁部分も高圧洗浄をしてもらって、家全体がピカピカになったような気がします。やっぱり気持ちいいですね。

1階外壁部分も高圧洗浄

作業の邪魔をしないようにしながらアップで。

1階外壁部分も高圧洗浄

ちなみに高圧洗浄が実施される前には、外壁近くにあるものは移動させておかなければいけません。

たとえば私の場合であれば、自転車置き場の物置代わりにしていたタンスなど。また自転車置き場の自転車などももちろん移動させておく必要があります。

タンス

自転車

はじめに施工される仮設足場設営については、家~足場に1mほど隙間があるのである程度の物品は置いておけます。ただし高圧洗浄スタート~外壁塗装終了(1~2週間程度)は完全に避難させておかなければいけません。

また郵便受け(新聞受け)、牛乳宅配箱、掛けてあるだけの表札なども移動の対象で、プロパンガスやエアコン室外機など移動できないものはそのままでOKです。

というわけで「外壁塗装前の高圧洗浄」が終了しました。

外壁塗装前の高圧洗浄

外壁塗装前の高圧洗浄

さっそく高圧洗浄でキレイになった外壁に、クモ君が来ていました。

こうして目地部分などをよく見ると、かなり白くキレイに掃除されているような気がします。

いよいよこの次は「外壁塗装」の工程へと進んでいきます。

高圧洗浄をやってわかったこと

高圧洗浄をやってわかったこと

実際に外壁塗装前の高圧洗浄をやってみた結果、おもに私はつぎのようなことを感じました。

  • 高圧洗浄前にやっておく「物の移動」が割と大変だった。
  • 自転車など移動先にけっこう悩む。
  • 郵便受け(新聞受け)の避難場所にかなり悩んだ。
  • 足場設営よりも騒音はかなり大きい。
  • 築年数が経過している(古い)ほど窓の隙間などから水が入ってきやすい。
  • 高圧洗浄後は家周辺に古く剥がれた塗料などが落ちる。

とくに強く感じたのが、外壁付近に置いている物がけっこう多かったこと。

いつも見慣れていて気付かないですが、いざ外壁周辺に置いてあるものを動かそうとしたらこれがなかなか面倒。

その時になって「自転車どこに置こうか‥」「郵便受けの置き場所は‥」などと悩むことになるので、あらかじめシミュレーションしておくとスムーズに移動できると思います。

しかも一時的な移動ではなく外壁塗装終了まで元の位置に戻せないので、長期的な移動先を考えておくことが必要になります。いざ高圧洗浄の工程になって慌てるので、事前に対策しておくことをおすすめします。

tanaka

今回は高圧洗浄を行ったので、つぎは「外壁塗装」へと進んでいきます。

いよいよ外壁塗装本番ということで、私が選んだ外壁色なども少しずつお見せできると思います。

またお役立ち情報とともに詳しくレビューしていくので、ぜひお楽しみに。

つぎは外壁・屋根塗装(カバー工法)体験談⑦「外壁塗装前の下処理」へと進んでいきます。

外壁塗装前の下処理

こちら

外壁・屋根塗装(カバー工法)体験談⑦外壁塗装前の下処理
外壁・屋根塗装(カバー工法)体験談として「外壁塗装前の下処理(コーキング防水作業)」が行われました。見えない部分ですがシーリング作業は防水に関わるためかなり重要な工程になります。うちはシーリング技能士や防水施工技能士の有資格者が作業を行ってくださいました。

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