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外壁・屋根塗装(カバー工法)体験談㉑1階屋根カバー工法(下処理)

外壁・屋根塗装(カバー工法)体験談㉑1階屋根カバー工法(下処理)

こんにちはTANAKAです。前回の仮設足場の撤去によって施工環境が整ったことで、今回からいよいよ1階の屋根カバー工法がスタートしました。

前回までの様子がこちら。

前回までの様子

仮設足場が設置されたのが5月26日だったので、6月30日撤去までの足場設置期間は「1ヵ月ちょっと」でした。

ちなみに、ここまでの施工過程はこの通り。

施工日施工内容
5月20日打合せ
5月26日足場の設置
5月28日2階屋根カバー工法スタート
6月4日外壁塗装前の高圧洗浄
6月16日2階外壁塗装スタート
6月19日1階外壁塗装スタート
6月30日仮設足場の撤去(前回)
7月1日1階屋根カバー工法スタート(いまここ)
あと残す工程は「一部屋根塗装」のみ

1階の屋根カバー工法というのは、足場が設置されていると施工できません。

足場を撤去する前はこんな感じ。

足場を撤去する前

1階屋根部分に2階作業用の足場が乗っかっているので、1階屋根カバー工法は施工できず。

この足場を前回で全撤去したため、今回から1階屋根カバー工法がスタートできるようになりました。

7月1日:1階屋根カバー工法(下処理)

7月1日:1階屋根カバー工法(下処理)

またもや梅雨シーズン真っただ中というのに、今回も晴天の天気予報。

いつも来てくれてた塗装職人さんではなく、屋根カバー工法については板金屋さんが施工してくれます。

2階の屋根カバー工法はすでに完成しており板金屋さんとも顔なじみ。

元気のよい挨拶とともに、2階屋根カバー工法の下処理がスタートしました。

まずは、既存スレート葺の上に敷く「コンパネ」の施工。

既存スレート葺の上に敷く「コンパネ」の施工

既存スレート葺の上に敷く「コンパネ」の施工

12㎜厚のコンパネを、どんどん1階屋根の上に持ち上げていきます。

ちなみにコンパネ(合板)12㎜厚の重さは、1800㎜×900㎜の大きさで「11㎏」になります。

ざっと見て50枚はあろうかというコンパネ量なので、これだけで約500㎏以上はあると思います。本当に40年以上経過したうちの基礎がこの重さに耐えられるのか正直心配です。

この使用されるコンパネの厚さというのは業者によって違うようで、少しでも厚みのある方が遮音性や遮熱性の高い効果が期待できるため厚みがあるほど優れているのだと。

業者の中には薄いコンパネ(10㎜以下)が使用されることもあるらしいですが、私が依頼した業者に聞くとこのコンパネの厚さによって優良業者がどうかの見分けができるそうです。

したがって屋根カバー工法の契約前には、使用されるコンパネの厚さなどもチェックしておくと失敗しない業者選びにつなげる1つの手段になると思います。

既存スレート葺の上に敷く「コンパネ」の施工

既存スレート葺の上に敷く「コンパネ」の施工

このように既存屋根のうえに敷くコンパネがどんどん持ち上げられ、1階屋根の隅々にまで行き渡っていきます。

下から持ち上げる職人さんも大変ですが、上で受け取るほうもキツイ作業だと思います。

でも1階屋根のカバー工法って、このように足場がなくても施工できるものなんですね。

私が思っていたのは2階部分の足場だけを撤去して、1階部分の足場に乗って作業が行われるものと考えていました。はしご1つで職人さんがどんどん屋根の上に登っていく姿を見ていると「くれぐれも落ちないように気をつけて」と思うばかりです。

コンパネを屋根に上げる作業が終了すると、つぎは既存屋根への施工です。

既存スレート葺の上へコンパネの貼付け

既存スレート葺の上へコンパネの貼付け

このように屋根の形に合わせてコンパネが形作られ、既存のスレート葺の上にどんどん貼られていきます。

ただコンパネを貼る前にエアブローによってコケやゴミなどが吹き飛ばされ、新たに屋根カバー工法を施工しても「古い部分の劣化」などが進まないよう下処理をしてくれていました。

もしここで苔(コケ)などがそのままの状態でコンパネなど打たれるようであれば、それはきっと悪質な業者だと思います。苔などを放置したまま屋根カバー工法を行うと、既存屋根が劣化して基礎が傷んでしまいます。

こうして屋根カバー工法の下処理として、まずはコンパネの設置作業が終了。

今度はそのうえに「ルーフィング」という、防水効果のあるシートで覆われていきます。

ルーフィング施工

ルーフィング施工

どうやら、うちの屋根カバー工法に使用されるのは「改質アスルーフィングGUMSTAR」という製品。

私にはルーフィングの知識がないのでどの製品が優秀なのか分かりませんが、見た目の感じからすると厚みもあってしっかりとした材質に見えるので間違いのない製品ではないでしょうか。

ルーフィング施工

ルーフィング施工

こんな感じで1階屋根全面にルーフィングが施され、コンパネが全て隠れました。

どうやら今回の作業はここまでで、屋根カバー工法の仕上げとなる「ガルバリウム鋼板施工」は次回のようです。

あとは、新しい雨樋が設置されました。

新しい雨樋

雨樋が新しくなるだけでも、より家全体が引き締まって見えます。

屋根カバー工法をおこなうと既存の雨樋では位置が合わず、このように新しく交換するなどして高さを調節する必要があります。屋根カバー工法とセットで必要となる工程です。

ここまでの全体像はこんな感じ。

ここまでの全体像

ここまでの全体像

1階屋根はまだルーフィング貼りの状態ですが、雨樋が新設されたことで引き締まって見えます。

ちなみに雨樋設置前との比較。

雨樋設置前との比較

あまりよくわかりませんね。

実際に見るとけっこう違うように見えますが、写真にしてみるとほぼわかりませんでした。

この上にガルバリウム鋼板が施工されると、少しは違って見えるかと思います。

tanaka

ということで、今回の「1階屋根カバー工法(下処理)」はこれにて終了。

私が危惧していた既存屋根の苔(コケ)やゴミなどですが、ちゃんとエアブローによってすべて吹き飛ばされ、その上から屋根カバー工法の下処理が行われたので安心しました。

高圧洗浄機を使うと既存屋根が破壊されたりと、どうやら大変なことになるらしいです。したがって屋根カバー工法では高圧洗浄機ではなく、圧力の強すぎないエアブローによって清掃が行われます。

1階屋根カバー工法(下処理)を体験した感想

1階屋根カバー工法(下処理)を体験した感想

実際に「1階屋根カバー工法(下処理)」を体験してみて、私は次のような感想を持ちました。

  • 1階部分の足場を残すのかと思ったら、すべて撤去してからスタートしたので驚いた。
  • 職人さんが屋根を歩く音や、作業音などはかなり大きい。
  • 屋根上でコンパネをカットするので洗濯物は外に干さない方がいい。(業者より指示あり)

とくに「作業音」に関しては、けっこうなボリュームが響いてきます。1階室内にいるとすぐ上の屋根で作業が行われるため、テレビなどの音はわりと聞こえにくい状態が続くと思っておいたほうがいいです。

また屋根の上でコンパネなどを切断しながらの作業になるので、木屑などが舞い落ちてきます。したがって外に干す洗濯物をはじめ、窓の開放も控えるなど注意が必要です。(私の場合は業者よりお知らせがありました)

tanaka

外壁塗装において雨の影響はそこまでありませんが、屋根カバー工法になると打撃を受けます。

いまは梅雨シーズン真っただ中なので雨の心配もあり、もしかすると屋根カバー工法も雨の状況によっては工期延長となるのかもしれません。

これまでは梅雨シーズンなのにほぼ晴天という天気が続いていましたが、今後はどうなるやら。

しっかりとレビューしていくので、ぜひこれからもお楽しみに!

つぎは「1階屋根ガルバリウム鋼板貼り(前半)」です。

1階屋根ガルバリウム鋼板貼り(前半)

こちら。

外壁・屋根塗装(カバー工法)体験談㉒1階屋根ガルバリウム鋼板貼り(前半)
外壁・屋根塗装(カバー工法)体験談として「1階屋根ガルバリウム鋼板貼り」が行われたので詳しくレビューしていきます。ちなみに途中までしか完成していないので前半です。
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