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外壁・屋根塗装(カバー工法)体験談①キッカケ~準備・打合せ

外壁・屋根塗装(カバー工法)体験談①キッカケ~準備・打合せ

こんにちはTANAKAです。このブログでは2021年5月20日より外壁屋根塗装カバー工法)」の準備から完成までの様子をリアルに記録していきます。

実際に外壁塗装や屋根塗装またカバー工法の実態がどんなものか、これからリフォームを考えている方への参考になればという気持ちと、自分への忘備録・改修記念として残したいためです。

5月19日:外壁・屋根塗装をやることになったキッカケ

5月19日:外壁・屋根塗装をやることになったキッカケ

そもそも私が外壁&屋根塗装(カバー工法)をやろうと思ったキッカケは、前回のリフォームから20年経過していたことと、実際にスレート屋根が目視でもわかるほど劣化していたため。

一般的に外壁・屋根塗装というのは「10年に一度」のサイクルで塗り替えが必要と聞いていましたが、うちの場合は専門的な知識もないし、さらにまだ大丈夫だろうと素人ながら勝手に思っていたことで外壁・屋根塗装を行っていませんでした。

しかし屋根をよ~く見るとあちこちに「ひび割れ」「欠け」などが見つかり、さらに数か所には「コケ」が生えているのを確認できたためどげにかせないかん!と思い外壁・屋根塗装業者から見積もりをもらうことにしました。

5月20日:事前打ち合わせ

5月20日:事前打ち合わせ

外壁・屋根塗装業者と連絡がとれ、自宅に招いての打ち合わせが翌日5月20日。

社長の次にあたる統括所長に来てもらい打ち合わせを始めることになりましたが、この所長がガチ職人上がりで話がめっちゃわかりやすく極めて単純明快。

所長いわく「ちょっと値段は高いけど完成を見てもらったらわかります」とのこと。

私は、こういう職人気質って好きなんですよね。絶対に良いことするから、とにかく任せてくれという気質。

もしこの時点で営業トークのような話し方をされるような人であれば、正直いって信頼できそうになくて断っていたかもしれません。

実際にこの外壁・屋根塗装業者は地元では有名なリフォーム工事屋さんで、半径300㎞以内ではトップクラスの技術を持っていると評判の会社。さすが信頼される会社は根拠と説得力のある話をしてくれるなと思いました。

屋根に上がって劣化チェック

さっそく屋根が傷んでいることを伝えると、所長(岩崎さん)は屋根に上がって劣化チェック。

スレート葺屋根の劣化部分をスマホで写真撮影してくれましたが、自分ではなかなか屋根に上がる機会もないので思った以上に「ひび割れ」「欠け」があることを確認できました。

屋根の劣化箇所(欠け)

屋根の劣化箇所(欠け)

屋根の劣化箇所(コケ)

屋根の劣化箇所(コケ)

全体的にスレート屋根が白く劣化している

全体的にスレート屋根が白く劣化している

こうしてみると、けっこう屋根の劣化がひどいなと思いました。

すでに雨漏りをしそうな劣化箇所(大きな欠け)があったり、どう考えても雨水がしみていると思われるひび割れなどが多数存在。

さてこの劣化具合に対して、どういった修復対処が必要なのか。

岩崎さんは「まだギリギリ補修と塗りでカバーできる範囲だけど、長い目で見ればカバー工法がいいと思う」という判断。もしいま修復&塗りで応急処置しても、また10年後には塗らないとダメということでした。

 

また外壁のことはまったく考えていませんでしたが、外壁を手でこすると劣化しているため塗料色(白っぽい粉)が付くんですね。

外壁を手で擦って白い色がつくという症状は「上塗り」をするタイミング(時期)で、外壁の防水性能がなくなることで粉となって手に白く付着するのだとか。

外壁劣化によって手に白く付着する

外壁を手で擦ると塗装色(粉)がついた

外壁をこすってみると明らかに”汚れ”ではなくサラサラとした感触の「粉」が付着しました。これが外壁劣化による「チョーキング現象」というもので防水性能はまるでゼロの状態。

このチョーキング現象が起こると外壁の塗装寿命はすでに終わっていて、どんどん雨水を吸収して外壁内部にまで浸透していき家全体(内部壁面)が劣化していくのでとても危険な状態であるということ。

確かに、前回のリフォームから20年ほど経過しているので外壁補修も考える時期。

また手が白くなるだけではなく、実際にコーキング部分にも隙間が出てきている状態。さらに2階の外壁部分などは「ひび割れ」「欠け」があることも発見。

外壁の劣化箇所

外壁の劣化箇所

自分では窓から見える範囲しか外壁を確認できないので、まず劣化部分を見つけられないんですよね。

というわけでこの度は屋根補修(塗装)を考えていましたが、ふたを開けて見ると「外壁塗装&屋根塗装(カバー工法)」によって全体的に補修をすることになりました。

tanaka

外壁塗装と屋根補修を同時に行うことにした理由は、足場代(費用)だけで30万円ほどかかるから。

30年先までを見据えて考えると、

  • 10年ごとに塗装を行った場合‥足場3回分の費用90万円ほどが必要。
  • 30年耐久する外壁塗料とカバー工法‥足場1回のみの費用30万円で済む。

どっちを選ぶか?と考えると、私の場合は「長く耐久する補修方法」を選ぶことにしました。

だって、足場費用だけでもバカになりませんからね。

もちろん外壁塗料代は高くなるし、カバー工法についても既存のスレート葺屋根上にガルバリウム鋼板を葺くので費用は高くなります。

でも3回分の足場代を、塗料代や屋根代にまわしたほうが絶対にお得だと思ったため。何回も同じように足場を組んで補修するというのも効率悪いですしね。

うちの場合は家の半分は増築部分で、すでにガルバリウム鋼板屋根が張ってあります。まだ新しいのでその部分だけは上塗りをしてもらうことに。

というわけで外壁・屋根塗装&カバー工法の見積もりをもらうことにしました。

外壁&屋根塗装およびガルバリウムカバー工法の見積金額

外壁&屋根塗装およびガルバリウムカバー工法の見積金額

まずは、写真でわかる通りの見積金額。

  • 外壁・屋根塗装費用‥2,388,700円
  • ガルバリウム屋根カバー工法‥3,970,340円

うちの場合は屋根部分を塗装ではなく、カバー工法にしたので「外壁・屋根塗装費用-外壁塗装費用+カバー工法費用」になりました。

うちの見積金額はこんな感じ。

外壁塗装屋根カバー工法
内訳数量単価金額内訳数量単価金額
仮設足場314㎡900282,600
高圧洗浄156㎡30046,800高圧洗浄143㎡30042,900
下塗り156㎡1,500234,000ベニヤ貼り(12㎜)143㎡2,400343,200
仕上げ塗装(2回)156㎡2,000312,000ルーフィング貼り5,000715,000
軒天塗装51㎡2,000102,000ガルバリウム鋼板貼り7,8001,115,400
外壁、コロニアル補修1式50,00050,000役物 ケラバ 棟包 壁水切り 1式35,00035,000
シーリング打ち換え54m1,50081,000既存雨樋金物撤去1式35,00035,000
シーリング打増し108m80086,400金物新設361ヶ1,300469,300
鼻隠し塗装91m1,200109,200雨樋取付129m3,500451,500
土台水切り塗装66m1,00066,000発生材処理費1式35,00035,000
瓦棒塗装工事52㎡2,500130,000
合計1,370,000合計3,970,340
総合計5,340,340円

めっちゃ高い!こんなの払えるわけない!

さすがに500万円を超える見積もりになったので、ちょっと高いかなと。

ちなみにこのリフォーム業者は技術者が多く、社長自ら1級塗装技能士の資格を持つ職人。

そんな社長なこともあって勤務するスタッフも有資格者ばかりで、1級塗装技能士をはじめ一級技能検定合格証書 防水施工、1級防水施工技能士などとにかく技術者ぞろいの会社。

したがって金額は結構高めですが、それだけきちんとした仕事をしてもらえるというメリットがあります。

岩崎さんの話をよく聞いていると、資格を持っていない会社も多く「仕上がり」「耐久性」が全く違うとのこと。そういうことなら少しくらい金額が高くても、長持ちした方がいいと思って納得。

でもやっぱり費用が高すぎる!

ということで見積金額が高いので、ここから値段交渉に。

しばらく交渉をした挙句‥

最終的な外壁&屋根塗装&カバー工法の合計金額

30万円超の値引き額

最終的な外壁&屋根塗装&カバー工法の合計金額は、なんと「5,000,000円ポッキリ」に値下げ!

う~ん‥これでもまだ高いんだけどなぁ‥

でも岩崎さんの職人肌も手伝って上質な仕事がしてもらえるのなら、一気に30万円以上ダウンしてもらえたので納得して契約することにしました。

参考:【経験してわかった】外壁塗装費用を安く抑える4つの方法

tanaka

ちなみにここだけの話、

私がやったように外壁塗装と屋根塗装・補修は、別々に話しを進めたほうが値引き交渉に有利かもしれません。

私の場合も当初はどちらか片方といってましたが、両方にしたらもっと値引きますということで大幅に値下げをしてもらうことができました。

したがって外壁塗装や屋根補修の値引き交渉というのは、初めは別々に話を進めておいて最終的に外壁&屋根で考えると大幅割引を引き出すことができるかもしれません。

外壁・屋根塗装の色を決める

外壁・屋根塗装の色を決める

契約書にサインをしたら、いよいよ外壁塗装&屋根塗装・カバー工法のスタート。

まずは外壁塗装の色、屋根塗装とガルバリウム鋼板の色を決めていきます。

いずれも色のサンプルを見せてくれるので、その中から好きな色を選んでいきます。うちの場合は「黒の屋根色」「ややオレンジがかったベージュの外壁色」を選びました。

もとの色をハッキリと濃く爽やかなイメージにしよう、という感じです。

もとの色をハッキリと濃く爽やかなイメージに

このように外壁色と屋根色を同時に選んだ経験はなかったのですが、しばらくあれこれと選んでわかったのが「まず先に屋根色を選ぶと決めやすい」ということ。

なぜなら屋根色のほうが選べる色が少なく、それに対して外壁色はかなりバリエーション豊富だから。

まら屋根色は濃い系がほとんどなので、まず選ぶなら屋根のほうを先に決めればおのずと外壁色が選びやすくなったりもします。

tanaka

また暖色系や寒色系で両方をまとめるのはデフォルトですが、じつは男性よりも「女性の方が柔軟性に富んでいる」こともこの外壁と屋根の色選びで発覚しました。

男性は暖色または寒色でまとめようとしますが、女性は両方を組み合わせて考えることができます。

したがって外壁色と屋根色を決めるときは男性だけで考えるのではなく、必ず女性の意見にも耳を傾けるようにすることを強くおすすめします。

外壁・屋根塗装(カバー工法)の準備・打合せまとめ

外壁・屋根塗装(カバー工法)の準備・打合せまとめ

このようにして、我が家の外壁・屋根塗装(カバー工法)による修繕がスタートしました。とくにポイントになった部分は‥

✅ 耐久年数と作業回数‥足場費用がバカにならないので回数を少なく抑えたほうがお得。

✅ 外壁・屋根塗装‥塗料素材によって耐久性が変わり金額も変動する。

✅ 屋根カバー工法‥ガルバリウム鋼板屋根にはおもに2つのタイプ(一般形・衝撃吸収型)があり、衝撃吸収型は雨の音などを削減できるけど金額は約2倍必要。

✅ 見積もり‥はじめは外壁・屋根を別々に考えておき最終的に合体させると安くなりやすい

✅ 外壁・屋根の色‥かならず女性の意見を参考にする。

この辺りはとくにポイントになる部分なので、もしこれから外壁塗装・屋根塗装・ガルバリウム鋼板カバー工法をお考えであれば参考にしてみてください。

つぎからは実際に、足場組み~外壁塗装・屋根塗装・カバー工法の施工工事の様子をお伝えしていきます。

tanaka

次回は「外壁・屋根塗装(カバー工法)体験談②足場の設置」をレビューします。

外壁・屋根塗装(カバー工法)の準備・打合せまとめ

こちら

外壁・屋根塗装(カバー工法)体験談②足場の設置
外壁・屋根塗装(カバー工法)体験談2回目として「足場の設置作業」を体験したので注意点などを詳しく記録していきます。

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