こんにちはTANAKAです。前回レビューした1階部分(後半)のマスキングにひき続き、今回は「1階外壁下塗り&軒天仕上げ塗り」が行われました。
前回までの様子はこちら。
1階外壁の残り半分に塗装するため、まずは養生(マスキング)が行われました。
塗装職人さんのホッコリとするような工夫が見られ、さらにスペックを再確認できる作業となりました。
いろいろな技術が塗装職人さんには必要です。
6月24日:1階外壁下塗り&軒天仕上げ塗り
今日も梅雨シーズンにしては好天に恵まれ、一日中「快晴」という天気予報。
いつものように朝早くから塗装職人さんが来られ、元気な「おはようございます!」という挨拶とともに本日の塗装工程がスタート。
今日はどうやら、塗装職人さん1人での作業になるようです。
まずは1階後半部分の「軒天塗装」から。
下塗り用塗料(シーラー)によって防水加工が施されていきます。
軒天塗装の剥がれている部分は高圧洗浄によるもので、私の家は軒天塗装にアスベストが利用されていたこともあり高圧洗浄前はけっこう剥げてきていました。そんな剥げてきている軒天へさらに高圧洗浄を行うことで、剥げるところはすべて剥いだうえで新たに塗装が施されていきます。
この下塗りに使用されるシーラー剤というのは臭いがきつく、シンナー臭の強い臭いが漂います。したがって軒天や外壁塗装の「下塗り」と聞いたら、まずこのシーラー剤によるシンナー臭がすると思ってください。
塗装職人さんの手慣れたローラー捌きによって、軒天の下塗りがどんどん完成していきます。
ちなみにシンナーの臭いについて聞いてみたら「すっかり慣れてしまっているので全然気にならない」とのこと。
この臭いという面でも塗装職人というのは大変な仕事だなと、今回の外壁塗装でつくずく実感しました。
軒天の下塗りが完了すると、続いて外壁の下塗り塗装。
ちなみに、軒天および外壁の下塗りに使用されているのがこんなシーラー剤。
ターペン系2液型エボキシ樹脂シーラーという塗料で、これが強いシンナー臭のする下塗り剤です。
詳しい内容などはわかりませんが、とにかく強いシンナー臭がする塗料です。
外壁塗装はすべてこうした防水効果のあるシーラー剤がまず下塗りに使用され、乾いてから中塗り&上塗り塗料によって外壁塗装が仕上がります。中塗りから以降は水性塗料が使われる限り強いシンナー臭はしなくなります。
この下塗り工程でも「1ローラーで1㎡以内」という規定はしっかりと守られており、それどころか1平方メートルを2~3ローラーでしっかり塗るという場面もありました。
このように軒天の下塗りが終わったあと、外壁の下塗り作業が行われていきました。
下塗り作業がはじまると、かなり強いシンナー臭が部屋の中まで漂ってきます。したがってにおいに敏感な場合はもし避難できるのであれば良い手段になると思います。
そして外壁の下塗りまで、一通り完成した外壁がこちら。
下塗りが行われるまではガッサガサの乾燥し切った古い外壁でしたが、シーラー剤が塗られるだけで艶のあるピッカピカの外壁へと生まれ変わります。私など素人はこれでも十分に思えるほど。
とはいえ外壁パネルの継ぎ目(ジョイント部)などに新しいコーキングが打ってあるので、中塗り以降の作業によって色を付けないといけません。これで仕上げ塗りまで行われると、どれだけ重厚な外壁になるかすでに目に見えて想像できます。
そして、軒天の仕上げ塗装までも完了。
これで1階の軒天部分はすべて仕上げ塗装まで終了し、あと残すは外壁の中塗り&上塗りのみです。
それにしても軒天の仕上げ塗装が行われてみると、けっこう家全体が引き締まります。はじめに軒天の色も選べるので、好みの色を選択するのも楽しいかもしれません。
これにて、今回の「1階外壁下塗り&軒天仕上げ塗り」は終了。
外壁の下塗りが施されただけで防水性能がMAXになるので、とりあえずうちの家は雨水など湿気からこれで守られます。ガッサガサの保水性能MAXになった古い外壁塗装から、これにてやっと解放されました。
あと残すは、残り半分となった外壁の中塗り&上塗り。
いよいよ外壁塗装すべてが完成に近づいてきたので、足場撤去の時期もそろそろです。
1階外壁下塗り&軒天仕上げ塗りを体験した感想
実際に「1階外壁下塗り&軒天仕上げ塗り」をしてみて、私は次のような感想を持ちました。
- やはり下塗り工程の「シーラー剤」はシンナー臭が強い。(いちばん耐え時)
- 生活に直結しない部分の窓枠養生なので、あまり苦ではない。
この工程でもっとも感じるのは、やはり「下塗りの臭い」です。
とくに2階部分とは違って、1階部分なのでシンナー系の強い臭いが部屋中に充満してきました。
いくら窓をしっかりと閉めておいても養生が施されていても、シンナー系の臭いはかなり入ってくるので匂いに敏感であれば避難しておく方がいいと思います。とくに赤ちゃんやペットなどがいれば尚更かと思います。
また外壁塗装のため窓枠に養生が施されていますが、今回は残り半分の外壁塗装ということもあり生活に直結しない部分になります。したがって生活に困るという事はほぼありません。
うちの外壁塗装も、あと残すは外壁半分(後半)の中塗り&上塗りのみ。
いまは強いシンナー臭があり参りそうになっていますが、これも水性塗料による中塗りが行われるまでの辛抱。
中塗りが行われると下塗りのシンナー臭はピタッとなくなるはずなので、もう少しこの強い臭いに耐えれば外壁塗装でもっとも悩みとなる「臭い」から解放されます。
それにしてもこのシンナー臭、近所に迷惑になってないのかな?とも思います。
あらかじめ塗装業者が近所へのあいさつ回りをしてくれていたので、こういう場面になってから挨拶の重要さが改めてわかるようになります。
今後もしっかりとレビューしていくので、ぜひお楽しみに!
つぎは「1階外壁の中塗り&仕上げ塗り」です。
こちら。