こんにちはTANAKAです。前回やった外壁塗装前の高圧洗浄に続いて、今回は外壁塗装の下処理としてコーキングなど補修作業が行われました。
前回やった外壁塗装前の高圧洗浄のようす。
外壁がピカピカに洗浄されたところで、いよいよ本格的な塗装作業に入っていきます。
ただその前に外壁のひび割れ・欠けなどの補修作業や、防水性能のなくなった古いコーキングを剥がして新しくコーキングを行う工程。これが今回の作業内容になります。
たとえば私の自宅であれば、このような外壁劣化箇所の補修作業になります。
ひび割れ部分などの補修作業を行うことで防水効果をアップさせ、その上からさらに外壁塗装によって強力な防水効果をもたせるとのこと。外壁塗装というのは雨水との闘いでもあることから、こうしたひび割れ補修など防水処理は極めて重要な作業になります。
では実際の作業風景をレビューしていきます。
6月7日:外壁塗装前の下地処理(補修作業)
今日は外壁塗装前の補修作業として、いつもより少ない2名の職人さんが来られました。
あまり仕事の邪魔をしないよう聞いてみたところ、2名の職人さんともシーリング1級技能士、塗装1級技能士、防水施工1級技能士などの資格を持っていらっしゃるそうです。
とくに今回の下地処理はコーキングの打ち直し作業がメインとなるため、シーリング技能や防水技能などの資格というのが大いに活きる工程ではないかと思います。
ということで、まずは古いコーキングの除去作業。
写真ではやや分かりづらいですが、外壁に隙間が空いているのがコーキング除去作業によるもの。(縦線)
古いコーキング(シーリング)がしっかりと剝ぎ取られ、内側部分もキレイに掃除されており古いコーキングは完全に姿を消していました。かなり丁寧な仕事をされていることが分かります。
コーキングを剝いだ部分のアップはこんな感じ。
青色のビニール風シートが貼りつけてありますが、これは防水テープのようなもの?私も詳しくわかりませんが、きっと防水に関する何かではと思います。
続いて行われたのが、コーキングを打つ部分のマスキング作業。
家の外壁全体をマスキングテープで覆っていきます。
この古いコーキング剥がしとマスキング作業だけで、約半日かけて作業をされていました。
そして、いよいよコーキング作業。
このコーキング作業は一見すると簡単そうに見えますが、じつは右手と左手のバランスが超難しいようです。
同じ量だけのコーキング剤を打ち出しながら、同じ速度でコーキングガンを移動させていく。少しも隙間が空かないようシーリングを行うのはかなり大変な感じ。手慣れた職人さんなのでサクサクとこなしていきますが、素人がやっても慣れるまでにかなりの時間を要するのではないでしょうか。
さすが資格をもった職人さんは手慣れた感じで、どんどんコーキング作業が進んでいきます。
コーキングを打ち終わった様子。
ひと通りコーキングを打ち終わると、今度は「慣らし」の作業へと進みました。
コーキング剤をヘラで慣らして、均等な平面にする作業になります。
コーキングの慣らし作業が終わると、いよいよマスキングテープ撤去。
バリバリッ!
マスキングテープ撤去してみると、外壁の凸凹にもきちんとコーキング剤が入り込んでいるのを確認できました。
きっと「隙間なくコーキングする」というのが職人さんにとって腕の見せどころで、外壁の窪みなどにもまんべんなく行き渡らせるあたりが有資格者のもつ技術力ではないかと。
このように区画ごとにコーキングの打ち出し、慣らし、マスキングテープ除去という一連の作業が行われていきます。ほんの10分ほどで2区画くらいコーキング~マスキング除去作業をこなしていました。
こんなふうに家の外壁ぐるりとコーキング作業が行われ、外壁の隙間という隙間はすべて防水加工が施されました。現時点でコーキング部の色がやや違いますが、この上から外壁と同じ色が塗装されるので問題ありません。
というわけで、本日のコーキング作業終了。
このコーキング剤が完全に乾くまで2~3日かかるそうで、その間は外壁塗装工程はなにも行われません。
5月20日に初めての打ち合わせを行い仮設足場作業(施工スタート)が5月26日。外壁塗装・屋根塗装・およびカバー工法がスタートしてから今日で実質的に11日目が経過。いま完成している部分が「2階屋根カバー工法」のみなので、残り1階屋根カバー工法と全体外壁塗装がすべて完成するまで1ヵ月はかかりそうです。
でもこうして10日間ほど足場に囲まれていると、なんだか万全のセキュリティ!という感じがして安心感があります。はじめは仮設足場にかけられた”網”によって暗いなぁと思っていましたが、住めば都というか不思議なもので仮設足場にもだんだんと愛着がわいてくるものです。
今日の作業工程「外壁塗装前の下地処理(コーキング)」はこれにて終了。
外壁塗装前の下地処理(補修作業)をやってわかったこと
実際に下処理(コーキング打ち直し作業)を目の当たりにしてみて、おもに私はつぎのようなことを感じました。
- すべての箇所をかなり完璧にコーキングしてくれる。
- 細かな箇所までマスキングを行いきれいに仕上げてくれる。
- これまでの劣化でひび割れていた部分がきれいになった。
- 2名の職人による作業で9~18時ちょっとオーバー。(想像以上に大変)
今回の下地処理(コーキング)というのは防水上かなり重要なポイントで、作業に当たってくれた職人さんもシーリング技能士などの資格をもって挑むほどの工程。
したがって外壁塗装前の下処理はしっかりと確実に行ってくれることが大切で、ひび割れなどがふさがっていないと外壁塗装を行っても、その塗料がもつ防水効果などは半減してしまうのだそうです。
こうして私が下処理作業を目の当たりにしてみて、外壁塗装に関わるすべての工程はもちろんですが、今回のような下処理にも手を抜かずしっかり対応してくれる業者選びがつくずく重要であると感じました。
外壁塗装といっても、いきなり塗料を塗り始めるわけではありません。
まずは仮設足場の設置、高圧洗浄、下処理(今回の工程)、外壁塗装合計3回と進んでいくので、最短でも10日から2週間という期間は見ておかなければいけません。
また私のように外壁塗装+屋根塗装+屋根カバー工法を同時に行うと、全行程終了までにかかる期間として約1ヶ月は見ておいたほうがいいです。さらに雨の具合(空模様)などによって期間が延びる可能性もあります。
今回は、外壁塗装前の下処理(コーキング)作業が行われました。
つぎの工程は、いよいよ「外壁塗装」の作業へ進んでいくのだろうと思われます。
と思ったら「軒天の古い塗装剥がし」の作業が行われました。
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