こんにちはTANAKAです。前回の2階外壁&軒天下塗りに続いて今回は「2階外壁の中塗り&仕上げ塗り工程」が行われました。
前回の作業はこんな感じ。
高圧洗浄によって汚れが落とされた外壁に、透明のクリア塗装(防水加工)が行われました。
すでに下塗り工程が行われた時点でピカピカのツヤツヤになって、これまでの古い外壁と比較すると新品かのように見違えるほどの艶が出ています。もう「下塗りだけで満足」という感じ。
こうして前回は2階外壁の下塗り作業が施され、このたびは外壁塗装(全3回)のうち2~3回目の中塗り&仕上げ塗り作業です。
6月17日:2階外壁中塗り&仕上げ塗り
梅雨シーズンということもあって、今日もいまいちパッとしない曇天になりました。
朝早くから外壁塗装の職人さんが1人来られて、いつも通り「これから作業をはじめます~」という挨拶とともに2階外壁の中塗り工程がスタート。もっと多くの塗装職人さんが来られて塗装作業が行われるのかと思っていましたが、まさか1人での作業になるとは思っておらず少しびっくり。
しばらく作業が進んでから、足場を登って2階へ行ってみると‥
おっ!なんか外壁の色が明るくなったような。
すでに2~3時間くらいの作業で、2階外壁部分の2面ほどは中塗り作業が完了していました。
まだ外壁の中塗工程ということで仕上げ塗装を残していますが、すでにピッカピカ。
めちゃくちゃ外壁が明るくなって、古い塗装と比較してみるとこんな感じ。
右側に見えるのが、まだ中塗り工程の行われていない古い外壁塗装。左側の中塗りが終わった面と比較してみると、塗料による明るさの違いをはっきりと確認できます。
ここで1つわかったことですが、打ち合わせで見た外壁色サンプルより思った以上に明るい色合いに見えました。
きっと年数が経過してくると落ち着きのある色合いになってくると思いますが、実際に広い範囲が塗装されてみると「色サンプルよりも結構明るく見える」ということ。
したがって打ち合わせで外壁色を決めるときは、やや暗めの色を選んだほうが理想に近づくような気がしました。
とはいえ今回の工程は外壁塗装の中塗り作業なので、このあと仕上げ塗装によってどう変化するのかわかりません。塗装職人さんに聞いてみたら「これと同じ色を上塗りします」ということだったので、さらに明るい色に見えるのか落ち着いた色に見えるのか楽しみです。
2階外壁塗装の中塗り工程はこんな感じ。
まず外壁の「淵部分」から、いわゆる縁取りをするように刷毛を使って塗料を塗っていきます。
ゆっくり塗ってくのではなく、めっちゃ高速作業です。
テキパキと縁取り作業が行われていき‥
つぎはローラーを使って、縁取り塗装をした内部を塗りつぶしていきます。
この塗装ローラーによる作業がはじまると、さらにスピードアップ。古い外壁塗装の上にどんどん新しい塗料が塗られていき、あっという間に下塗り工程が完成していきます。
このローラーを使った外壁塗装作業というのは、1回塗料をローラーに含ませたら「1m以内」に塗り終えるのが既定の塗り方なのだそうです。これ以上の範囲を塗るのは塗装が薄くなってしまい、きれいな仕上がりにならないのだとか。
塗装職人さんが業界裏話として教えてくれましたが、外壁塗料を規定以上に薄く希釈して、さらに1メートル範囲以上をローラーで塗るという業者もいるそうです。こういった業者を選ばないよう注意が必要です。
私はしばらく目の前でこの中塗り作業を見ていましたが、しっかりと濃い塗料を使って規定範囲を超えないような塗り方をされていたので安心。打ち合わせの時点でかなり自信たっぷりに「絶対に変な作業はしません」と責任者の方が言ってましたが、まさにその通りで納得できました。
その後も丁寧に外壁の中塗り作業が行われていきました。
そして、2階外壁塗装の中塗り工程も終了。
しっかりと窓枠(サッシ)のまわりも、きれいに中塗りが行われているのがわかります。
まだ中塗り作業なので、この時点ではどうしても塗装ムラがあります。
外壁塗装3回中の2回目(下塗り)なので、このように塗装ムラがあるのは普通。
このあとの仕上げ塗装によって、こうした塗装ムラはすべてきれいになっていくのでしょう。
というわけで、ついに外壁塗装の最終段階「仕上げ塗り」の工程です。
写真が撮れませんでしたが、仕上げ塗り工程終了後の外壁。
夕方になったので写真が暗くなりましたが、また昼間に撮影して本来の外壁色を掲載します。
こんな感じで、今回は「2階外壁の中塗り&仕上げ塗り工程」が行われました。
気になる「臭い」についてですが、私が依頼した塗装業者が使用する塗料はほとんど臭いなし。水性塗料を使っているということですが、油性塗料のようにキツイ臭いはまったく感じられませんでした。
かなり「コンクリート」に近いような臭いで、ほぼ無臭です。
前回の軒天塗装作業のときはシンナー系の強い臭いがありましたが、どうやら軒天に塗る塗料はどうしても強めの臭いがしてしまう成分なのだそうです。したがって軒天塗装が行われた1日だけはシンナー系の臭いを感じましたが、外壁塗装がはじまるとまったく塗料の臭いを感じることはありませんでした。
したがって臭いに敏感な場合などは軒天塗装のときだけは注意をして、避難するなどする方がいいと思います。その後は水性塗料を使って外壁塗装を行う場合であれば、まったく臭いは気になりません。
私が外壁塗装をしている現場へ近寄って、はじめて少~しだけ感じる程度の臭い。外壁塗装自体はまったく気にならない程度のわずかな匂いなので、まず心配する必要はないです。
2階外壁中塗り&仕上げ塗りを体験した感想
ついに本格的な外壁塗装として、今回行われた「2階外壁の中塗り&仕上げ塗り」を体験した感想はつぎのようになります。
- 塗装職人さん1人で、2階外壁部分すべて塗装してしまい高速作業に驚いた。
- 外壁色のサンプル見本で見ていた色合いよりも明るめだった。
- いちばん気になっていた「臭い」は全くと言っていいほど皆無だった。
外壁塗装でもっとも気になっていた「臭い」ですが、これほどまでに皆無とは思いませんでした。
前回の軒天塗装のときは強いシンナー系と思える臭いが気になりましたが、それも塗装作業が終わって翌日になってしまえば臭いは感じなくなります。なので軒天塗装の臭いさえ耐えてしまえば、外壁塗装自体の臭いはまったく感じないと思って大丈夫です。
また塗装職人さん1人での作業とは少ない人数でと思っていましたが、中塗りをしたあとの乾燥時間を考えるとベストな人数だったのかもしれません。
というのも中塗り工程のあとは3~4時間ほど乾燥タイムを設けると聞いていたので、中塗りを行った外壁の乾く時間と仕上げ塗り(上塗り)のタイミングが一致するため。
うまく考えられているな、とつくずく感心した次第です。
参考:外壁塗装してわかった失敗しない業者の選び方&お役立ち情報
というわけで、今回の「2階外壁の中塗り&仕上げ塗り」工程は終了。
サクサクッと外壁塗装が完成したので、少しあっけにとられながら写真撮影を行っていました。
つぎの工程を聞いてみると、どうやら1階部分の養生作業になるとのこと。
5月26日に足場設置がスタートして、これにて2階屋根カバー工法と2階外壁塗装が終了。つぎはいよいよ1階の屋根カバー工法&外壁塗装に移っていく模様です。
また詳しくレビューするので、どうぞお楽しみに!
次回は「1階部分の養生&水切り塗装」が行われたのでこちらからどうぞ。
こちら。