こんにちはTANAKAです。前回の1階屋根ガルバリウム鋼板貼り(中盤)にひき続き、今回は「ちょっと後半」が行われました。
完全に後半となり終了するのかと思っていましたが、どうやら雨の関係などもあるようで大幅に作業が進まず「後半」ではなく「ちょっと後半」になりました。
前回までの様子はこちら。
屋根カバー工法の仕上げとして、ガルバリウム鋼板を貼り進められていました。
しかし雨が降り始めたことで作業は中断し、その後しばらく現状維持のまま雨に打たれるといった状況。
緊急安全確保が出されるほどの豪雨となったため、作業を再開することも出来ず。
結局のところ、今回の作業が開始となるまで3日間のブランクができてしまいました。
屋根リフォーム中の雨ということで、基礎部分などへの悪影響が心配。
しかし今回久々に来られた責任者のかたへ聞いてみたところ、すでにルーフィングまで完成しているので雨による悪影響はまったく心配いらないとのこと。
雨で濡れてしまった木材も新品なので大きな問題はなく、施工後に晴れたらすぐに乾燥するから大丈夫と。
ということで雨対策がしっかりと行われているようで、いまのところは安心です。
7月9日:1階屋根ガルバリウム鋼板貼り(ちょっと後半)
今回もまだ雨はやみ切らず、朝から小雨状態で作業スタート。
屋根職人さんも足を滑らせないよう声を掛けて、ひきつづきガルバリウム鋼板貼りが進められました。
雨が降っていても作業して悪影響はないんですか?と聞いてみると、施工後にもルーフィングとガルバリウム鋼板の間には結露などで水分が溜まるので「うまく出来ているから問題ないですよ」との回答。
ずっと気になっていた屋根リフォーム中の雨でしたが、ちゃんと計算されて施工が進んでいました。
そして昼休憩になったので、途中経過。
そこまで大きく進捗していませんが、少しずつ確実にガルバリウム鋼板貼りが進んでいます。
ガルバリウム鋼板が汚れているのは屋根職人さんが歩くためで、しかも雨なので土が付いている状態で歩くのでよけいに汚れてしまってます。でもこれは普通の状態なので文句などを言うのはナンセンスです。
ちょっと話は逸れますが、3日間の豪雨による施工ストップ中にこんな状況が確認できました。
新たにガルバリウム鋼板が施工された部分から、なんと滝のような状態で雨水が落ちていました。
あまりに激しい流水だったため、地面の土も掘れてしまうほど。
ちょうど谷になったコーナー部分から大量の雨水が、雨樋を取り越して直接地面に落ちているといった状態です。
さすがにこの状況のまま工事が終わってしまうと良くないと思ったので、今回久々に来られた責任者のかたに聞いてみたら「最後にこうならないような部品がつくので大丈夫」とのこと。
雨が大量に降ってくれたおかげで最悪と思っていましたが、こうした雨が降らないと分からいない状況まで体験できたことはラッキーだったのかもしれません。
まさかこのままの状態で作業終了になるとは思っていませんが、もし悪質業者で私がこれに気がつかなかったら、雨が降るたび「滝行」をすることになるので不幸中の幸いだったのかもしれません。
話が逸れましたが、こんな感じでガルバリウム鋼板貼りが進んでいきました。
屋根リフォーム中の雨における悪影響なども心配ないと教えてもらい安心でき、このあとの天気予報はしばらく「晴れ」になるようなので順調に施工されていくと思います。
それにしても梅雨シーズンというのに今までほとんど雨が降らず、晴れ確率90%以上で順調に進んでいましたがやはり最後は”帳尻”を合わせてくるものなんだと良くわかりました。
さらに新しい木材も持ち運ばれ、どうやら雨でずぶ濡れになった木材と交換される模様。
きっと雨に濡れた木材では、施工後の不良につながる部分に使われるのではないでしょうか。
少しくらい水分を含んでも木材は問題ないようですが、規定以上の水分量になるとあまり屋根リフォームには好ましくないようです。
しっかりと乾燥した新しい木材も使用され、屋根カバー工法が進んでいきました。
冒頭にもお話ししたように、ルーフィングまで施工されていれば雨による悪影響は心配ありません。
そもそも上葺き素材(今回でいうガルバリウム鋼板)で雨を完全に凌ぐことはムリで、しかも密封するのではなく「あえて通気性を保つ」という意味においても雨の侵入を防ぐことはできません。
ルーフィングの防水効果がいかに甚大なものか、ということが良くわかる今回の豪雨でした。
さらに途中経過。
あと残る工程は、主棟・隅棟のガルバリウム鋼板貼りですね。
こうして見るとガルバリウム鋼板がグニャグニャとして見た目が良くないですが、主棟・隅棟が完成するといかにも屋根っぽく見えてくると思います。
ということで、今回の作業はこれにて終了。
だいぶ主棟・隅棟の部分にガルバリウム鋼板が施工されています。
また施工中にやや雨が降りましたが、重要な部分には乾燥した木材が施工済みのようです。
反対側の屋根は、まだ主棟・隅棟のガルバリウム鋼板貼りは行われていません。
ここに来て「屋根リフォーム中の雨」に見舞われたわけですが、思った以上に心配不要でした。
私のような素人は、屋根工事中の雨というのはヤバイと思ってしまいます。しかし屋根工事屋さんも雨までしっかりと計算して施工しているので、そう簡単に悪影響を及ぼすような施工はしないようです。
あともう少しで、1階屋根のガルバリウム鋼板貼りも終了しそう。
雨の中なので屋根職人さんも大変とは思いますが、私たち素人もかなり不安になる要素なのでぜひ頑張ってもらいたいと思いながら今回のレビューは終わります。
最後に家全体の写真を載せておきます。
屋根片面部分のガルバリウム鋼板貼りはすべて完成して、あとは主棟・隅棟のみ。
基本的なスタイルは変わっていないので、だんだんとサイボーグ化されていくような感じ。いってみれば「ゴジラ」が「メカゴジラ」になっていくように見えます。
参考:【現場リポート】屋根カバー工法中に雨続き&工事中断!これ大丈夫?
屋根ガルバリウム鋼板貼りと雨を体験した感想
実際に「屋根ガルバリウム鋼板貼りと雨」を体験してみて、私は次のような感想を持ちました。
- ルーフィングまで施工されていれば、まず雨による悪影響は心配ない。
- どのみち施工後は、屋根内の結露を防ぐため通気性が設けられている。(雨も入ってしまう)
- 雨水がうまく流れているか確認する貴重な体験になった。
とくに「雨水の流れ」を体験できたのはかなり貴重で、私のように雨樋を通り越して滝のように地面へ落ちてしまうといった状況を確認することへつながりました。
もちろん最終的に雨樋やその周辺に工夫が凝らされるとは思いますが、これがもし悪質業者であった場合はそのまま施工終了も考えられます。したがって屋根リフォーム中の雨も、決して悪いことではないと思いました。
しかし今回は、工事終盤になってついに豪雨となりました。
素人の私などは屋根施工中に雨が降るというのはかなり心配でしたが、実際にはしっかりと考えられており不安になる必要もないという事がわかりました。
思わぬアクシデントの「雨」しかも「豪雨」でしたが、これも良い経験になりました。
屋根職人さんに屋根リフォーム中の雨について詳しく話を聞いたので、もし屋根工事中の雨が気になるようであれば私に相談してもらってもわかる範囲で答えさせてもらいます。
今後も詳しくレビューしていくので、ぜひお楽しみに!
つぎは「1階屋根ガルバリウム鋼板貼り(あとちょっと)」です。
こちら。