こんにちはTANAKAです。今回の内容は「外壁塗装する時期っていつがベスト？」という疑問解消につながればと思います。
私もこのたび外壁・屋根塗装（カバー工法）体験談からもわかるように、塗装職人から話を聞きながら外壁塗装を行いました。もちろん外壁塗装の時期と判断した上で依頼しました。
そんな経験から外壁塗装について少し詳しくなったので、消費者の立場から外壁塗装の時期（タイミング）について解説していこうと思います。
①前回の外壁塗装から10年経過している
外壁塗装の時期を判断する上で、一般的にいわれているのが「10年スパン」というタイミングです。
外壁に使用される塗料素材にもよりますが、10年ごとに外壁塗装を行っていれば家が長持ちするとも言われていることからも、適切なタイミングの目安になるのがこの10年スパンになります。
この10年ごとのタイミングというのは新築・中古・リフォーム住宅のいずれも関係なく、外壁に塗料を塗った時期から考えることが大切。新築住宅だから2～30年は大丈夫だろうという判断は、外壁塗装の時期を外してしまい家を劣化させる恐れもあるため注意が必要です。
ここで重要になるのが「前回の外壁塗装で使用された塗料素材」です。
いちばん耐用年数の短いアクリル素材などの塗料が使用されていれば10年という耐久性がありませんし、逆に高性能な光触媒塗料などが使用されていれば20年以上耐久する場合もあります。
この「10年スパン」という期間の長さは、いってみれば塗料素材における耐久性の平均値です。
したがって前回使用された塗料素材をチェックして、耐久性能に見合った時期で外壁塗装を考えることが本質的にはおすすめです。
②外壁を手で触ると白くなる（チョーキング現象）
外壁塗装の時期を図る上で、もっとも一般的な確認方法が「チョーキング現象」の有無になります。私たち素人でも簡単確実に時期を判断できます。
すでにご存知かもしれませんが、外壁部分を手で擦ったとき劣化した塗料が白く付着することにより外壁塗装の時期（タイミング）であると判断できます。
外壁にチョーキング現象が確認できるということは、既存塗料が劣化して性能が完全になくなっている状態。外壁塗料のもっとも大きな役割「防水効果」がまったく機能していないため完全に外壁塗装の時期です。
また防水効果を失っているため外壁の下地にも悪い影響を及ぼし、その結果として外壁下地が劣化して腐食しやすくなったりと大掛かりな工事が必要になる恐れもあります。
さらに既存塗料の劣化が進むと外壁（サイディング部分）の剥がれなどにつながる恐れもあり、とくに２階部分など高い場所の壁が剥がれ落ちる危険もあるため早急な外壁塗装が必要といえます。
したがって外壁を手で触って白くなる「チョーキング現象」が起きていれば、間違いなく外壁塗装の時期（タイミング）であるといえます。
③外壁にひび割れ・欠けなどが見られる
外壁部分にひび割れ・欠けなどが見られる場合は、とくに早急な外壁塗装を施工する時期です。うちもこの状態でした。
すでに外壁塗装の適切なタイミングから大きくズレている可能性が高く、ひび割れ・欠けなどの部分からどんどん雨水などが外壁下地へ入り込み内側から浸食が進んでしまうため危険な状態です。
またこのような外壁のひび割れ・欠けなどは目に見える部分だけではなく、雨樋の裏側など探ってみないとわからない部分でも起こっている可能性もあります。（私の家がそうでした）
したがって外壁を展望して見える箇所だけではなく、雨樋の裏部分の外壁や、エアコン室外機の裏側なども入念にチェックしてみることで手遅れにならないための外壁塗装タイミングを判断することにつながります。
もし外壁にひび割れ・欠けなどが見られた場合は、すでに外壁塗装の時期（タイミング）からズレていますので少しでも早い対応が必要です。
④コーキング部分に隙間などの劣化が見られる
外壁面というのは１枚で出来ているわけではなく、ある程度の範囲で区切ったサイディングが貼り合わせ構成されています。その隙間を埋めるのが「コーキング」という作業です。
このコーキング部分というのも劣化に伴ってひび割れ（隙間）が起こりやすい箇所で、外壁とコーキングの間に隙間が見られるようであれば外壁塗装の時期と判断できます。
コーキング部分の隙間が１ヵ所でも見つかれば他の箇所も劣化している場合が多く、その隙間から雨水など湿気がどんどん外壁下地へと入り込むため腐食などの原因となる恐れがあります。
またそのまま放置しておくと外壁の剥がれなどにもつながるためなるべく早い段階で外壁塗装を行う事がおすすめで、１ヵ所でもコーキング部分の隙間などを発見したら外壁塗装のタイミングです。
⑤雨樋・水切り・鼻隠しなどに劣化が見られる
外壁塗装というのは外壁面（サイディング部分）だけではなく、雨樋・水切り・鼻隠しなどもあります。
これら外壁以外のパーツが劣化することでも外壁の汚れや劣化にもつながるため、もし雨樋・水切り・鼻隠しなどに塗装の劣化やひび割れなどが見つかった場合も外壁塗装のタイミングになります。
劣化ではなく何らかの影響による割れなどはその部分だけの補修でいいですが、全体的に劣化している場合はこれらの部分を含めた外壁塗装を考えるタイミングです。（劣化が進んでいれば外壁も同じように劣化している）
雨樋・水切り・鼻隠しなどの部分も外壁塗装一式として作業が行われますので、足場などを新たに組んで余計な出費をするよりも一度に全体を施工してしまったほうがコスパも良くなります。
まとめ
今回は「外壁塗装の時期（タイミング）」について、実際に経験からお話ししてきました。もしいずれか１つでも見受けられる場合は外壁塗装の時期であるとの判断をおすすめします。
私もこれまで外壁塗装をやった経験がなく、外壁塗装の時期については無関心でした。
住宅アドバイザーがついていて「そろそろ外壁塗装の時期ですよ」なんて教えてくれるのであれば素人の私でも施工を考えるキッカケになったと思いますが、なにせ自分の判断になるためタイミングについてはまったくわかりません。
しかし今回の外壁塗装工事で職人さんに話を聞いてみた結果、すでに外壁塗装の時期からは大きくズレていることがわかり、わりと危険な状態であったということを知りました。
今回ご紹介した外壁塗装の時期はいずれも施工した塗装職人さんに聞いた話なので、もしタイミングで悩んでいればぜひ参考にしてみてください。
もし自分の家をチェックして１つでも当てはまるようであれば外壁塗装の時期ですので、なるべく早めに施工することをおすすめします。そのまま放っておくと下地まで影響が及んでしまい、より大規模な改修が必要になることも考えられます。
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