こんにちは、外壁塗装・屋根塗装・カバー工法をすべて同時に施工したTANAKAです。
外壁塗装は建物の美観を保ち、耐久性を向上させるために重要なメンテナンス作業。しかし時には施工不良や手抜き工事が発生し、建物の外観や構造にトラブル（悪影響）を及ぼすことがあります。
この記事では、外壁塗装における7つのトラブル事例（手抜き工事）と、
それらに対処する方法について詳しく説明します。
外壁塗装プロジェクトを成功させ、建物を美しく保つための重要な情報を提供します。
手抜き工事などのトラブルに遭遇した場合、どのように対処すべきかを理解し、建物の価値を守るためのステップを学びましょう！
外壁塗装で起こりがちな７つのトラブル事例
外壁塗装に関するトラブル事例は様々あります。以下に、一般的なトラブル事例をいくつか示します。
外壁塗装トラブル①塗料の剥がれ
塗装が不適切に施工された場合、塗料が剥がれることがあります。
このトラブルは適切な下地処理が行われていなかったり、適切な塗装厚が確保されていなかったりすることが原因となります。
塗料の剥がれトラブルをチェックする方法
- 目視で外壁をチェックし、塗料が剥がれている箇所を探します。剥がれた部分は触れてみて、手に塗料が付くかどうか確認します。
- 剥がれた箇所を指で軽く叩いて、異音がするかどうかを確認します。異音がする場合、塗料の密着が不良である可能性が高いです。
塗料の剥がれトラブルをチェックするタイミング
塗料の剥がれトラブルは、通常、塗装後数年から数十年後に発生することがあります。
定期的な外壁の視覚的な検査を行い、剥がれた箇所を発見したらすぐに対処することが大切です。一般的に、3〜5年ごとに検査を検討してください。
外壁塗装トラブル②ひび割れ
外壁にひび割れが生じることがあります。
これは建物の収縮や膨張、地震などが原因で発生することがありますが、適切な補修が行われないと水が浸入し、さらなるトラブル（損傷）を引き起こす可能性があります。
ひび割れトラブルをチェックする方法
- 目視で外壁を検査し、ひび割れがある場所を探します。ひび割れは通常、外壁の表面に目視で確認できます。
- 指でひび割れ部分を軽く触れてみて、ひびが広がっているかどうかを確認します。
ひび割れトラブルをチェックするタイミング
外壁塗装のひび割れトラブルは、建物の収縮や膨張、気温変化などにより比較的早く発生することがあります。
外壁塗装後、1年ごとに視覚的な検査を行い、ひび割れをチェックすることをおすすめします。
外壁塗装トラブル③カビや藻の発生
不適切な塗料や湿度の高い環境では、外壁にカビや藻が発生することがあります。
これは外壁の美観を損ねるだけでなく、建物の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
カビや藻の発生トラブルをチェックする方法
- 目視で外壁をチェックし、カビや藻の発生した箇所を探します。これらの微生物は、通常、外壁の表面に緑色や黒色の斑点として現れます。
- 触れてみて、斑点が表面に付着しているかどうかを確認します。
カビや藻の発生トラブルをチェックするタイミング
カビや藻の発生は湿度や日光の影響を受けやすいため、数年から数年ごとに外壁をチェックすることが重要です。
特に湿潤な環境にある場合は、より頻繁な検査が必要かもしれません。
外壁塗装トラブル④塗料の変色
外壁塗装の塗料が、太陽光や気象条件の影響を受けて変色することがあります。
特に廉価な塗料を使用した場合、変色が早く起こりやすいです。
塗料の変色トラブルをチェックする方法
- 目視で外壁をチェックし、塗料の変色が見られる場所を探します。太陽光や気象条件の影響を受けやすい部分を特に注意深く検査します。
- 塗料の変色がある場合、元の色と比較してどれくらい変化しているかを確認します。
塗料の変色トラブルをチェックするタイミング
塗料の変色は、主に太陽光や気象条件の影響を受けます。
外壁塗装後3〜5年ごとに外壁をチェックし、変色の程度を確認してください。
外壁塗装トラブル⑤不均一な仕上がり
塗装工程で均一な仕上がりを確保することが重要ですが、施工ミスや不注意により、外壁の色や質感が不均一になることがあります。
不均一な仕上がりトラブルをチェックする方法
目視で外壁をチェックし、色や質感が不均一な箇所を探します。特に塗りムラや筆跡が目立つ場所を確認します。
不均一な仕上がりトラブルをチェックするタイミング
不均一な仕上がりは、施工直後に確認できます。
外壁塗装が完了したら、すぐに外壁全体を検査し、施工不良トラブルがないかを確認してください。
外壁塗装トラブル⑥亀裂の発生
外壁材料や下地の劣化、地震などの外部要因により、外壁に亀裂が生じることがあります。
これらの亀裂が放置されると、水が浸入して建物の構造に損傷を与える可能性があります。
亀裂の発生トラブルをチェックする方法
- 目視で外壁を検査し、亀裂が生じている場所を探します。亀裂は通常、外壁の表面に目視で確認できます。
- 亀裂の幅や深さを評価し、亀裂が進行している場合には注意が必要です。
亀裂の発生トラブルをチェックするタイミング
亀裂は、外壁材料や気象条件の影響を受けることがあります。
外壁塗装後、1年ごとに外壁を検査し、亀裂が発生していないかを確認してください。
外壁塗装トラブル⑦施工不良
塗装業者の不適切な施工や工程の適切な管理不足により、外壁塗装全体の品質に問題が生じることがあります。
外壁塗装における施工不良トラブルは、建築や工事の施工プロセスで品質基準や規格に適合しない、誤った施工または不適切な施工が行われた状態や問題を指します。具体的には、以下のような外壁塗装の施工不良が考えられます。
施工不良とは？
- 塗装ムラ
塗装工程で均一な塗りムラが生じ、外壁の見た目が不均一になること。これは外壁塗装の塗料が適切に均等に塗布されなかった場合に起こります。 - 塗料の厚み不足または過剰
塗料の適切な厚みが確保されていない場合、耐久性に問題が生じる可能性があります。厚みが不足すると早期に剥がれたり、過剰に塗布されると外壁塗装の乾燥が不良になることがあります。 - 下地処理の不備
外壁塗装前に適切な下地処理が行われていない場合、塗料が不良な密着をし、剥がれやすくなります。下地のクリーニング、修復、プライマーの適切な使用が欠けていることがあります。 - 塗料の不適切な選択
外壁の種類や環境条件に適さない塗料が選ばれた場合、外壁塗装の耐候性が低下し、変色や剥がれの問題が生じることがあります。 - 仕上げの不備
外壁塗装の工程で仕上げ作業において、細部の処理や仕上げが不適切であること。これには窓枠やドア周りのシーリング不備、マスキングテープの適切な取り外しが含まれます。 - 塗料の混合不良
塗料の誤った混合や希釈が行われた場合、塗装の品質に問題が生じることがあります。これは外壁塗装における塗料の性能を損なう可能性があります。 - 塗料の不適切な乾燥時間
塗料の乾燥時間が適切に管理されていない場合、塗料が不均一に乾燥し、外壁塗装における塗膜の品質に影響を与えることがあります。 - 塗料の粒子や異物の混入
塗料中に異物や粒子が混入した場合、外壁の表面に不均一な仕上がりや凹凸が生じる可能性があります。
施工不良トラブルをチェックする方法
外壁塗装における塗装工程を詳細にチェックし、施工不良がないかを確認します。これには、塗料の均一な塗布、下地処理の適切さ、乾燥時間の守られているかなどが含まれます。
施工不良トラブルをチェックするタイミング
外壁塗装の施工不良は、施工直後に確認できます。
外壁塗装が完了したらすぐに外壁全体を検査し、施工不良がないかを確認してください。問題がある場合は、すぐに業者に報告し修正を依頼することが重要です。
これらのトラブルを避けるためには信頼性のある外壁塗装業者を選び、適切な塗料と施工プロセスを使用することが重要。また定期的なメンテナンスと検査を行い、早期に問題を発見して修理することも大切です。
外壁塗装に関するトラブルが発生した場合、専門家の助言を受けることが賢明です。
トラブルを未然に防ぐには「良質な外壁塗装会社」を選ぶことが超重要。
こちらをチェックしてみてください。
https://gaiheki-yane.com/basicinfo/wallpainting-contractor/
外壁塗装におけるトラブル（手抜き工事）の対処方法
外壁塗装におけるトラブル（手抜き工事）に、対処するための詳細な解説を以下に示します。
品質確認と文書化
品質確認は外壁塗装工事を始める前、契約書に明確な仕様や品質基準を盛り込むことから始まります。
契約書には使用する塗料の種類、塗装の厚み、下地処理の内容、作業のスケジュール、価格、保証などが含まれます。これにより外壁塗装における工事のスコープと、品質について共通の理解が得られます。
専門家の検査
外壁塗装工事が完了したら、外部の建築士や塗装専門家による独立した検査を依頼します。
彼らは建物の専門知識を持っており、外壁塗装における手抜き工事や品質不良（トラブル）を特定するのに役立ちます。彼らによる検査報告書は、問題の特定と対処に役立ちます。
問題の特定
専門家の検査結果をもとに、外壁塗装の具体的な問題箇所を特定します。
例えば剥がれた塗料、ひび割れ、色ムラ、下地処理の不備、仕上げの不備などを文書化し、外壁塗装後におけるトラブル箇所の写真を撮影しておきます。
契約業者とのコミュニケーション
問題が特定されたら、契約業者に対して問題を明確に伝えます。
口頭でのコミュニケーションだけでなく書面による連絡を行い、外壁塗装問題の修正を要求します。メールや手紙など、文書に残すことが重要です。
品質の再検証
契約業者がトラブル（問題）を修正する際、再度品質を検証しましょう。
外部の専門家による再検査を依頼することも考慮します。トラブル（問題）が解決されるまで、外壁塗装工事の完了を承認しないようにしましょう。
修正工事
品質不良や手抜き工事を正すために、契約業者にトラブル修正工事を実施させます。
トラブル修正工事が行われた場合、外壁塗装において再度品質を確認し、問題が解決されたことを確認します。
法的手続き
契約業者が問題のトラブル修正に応じない場合、契約書や検査報告書を元に、法的手続きを検討することも手段。
建設業法や契約法に基づいて、外壁塗装トラブルに対して法的措置を取ることができます。弁護士や建築士の助言を受けることが重要です。
予防措置
今後のトラブルを防ぐために、信頼性のある外壁塗装業者を選びましょう。
外壁塗装業者の評判や実績を調査し、複数の見積もりを比較します。また契約書に明確な品質基準を盛り込むことで、将来のトラブルを予防につながります。
外壁塗装工事におけるトラブルには様々な要因が関与するため、問題を解決する際には慎重に行動し、文書化と専門家の協力を活用することが重要です。
まとめ
外壁塗装に関連するトラブル事例とその対処方法について詳しくご紹介しました。
建物の外観を美しく保ち、耐久性を向上させるために、外壁塗装工事は慎重に行わ
れるべきです。
しかし外壁塗装でトラブルが発生した場合、適切な対処が重要です。
以下は、まとめとして覚えておくべきポイントです。
- 定期的な検査
外壁塗装後も定期的な検査を行い、問題を早期に発見しましょう。 - 専門家のアドバイス
トラブルの深刻さに応じて、建築士や塗装専門家の助言を受けましょう。 - 文書化
品質基準や問題箇所を文書化し、証拠を残しましょう。 - 契約書の重要性
契約書に明確な仕様と品質基準を記載しましょう。 - 法的手続き
問題が解決しない場合、法的手続きを検討し、法的アドバイスを受けることが重要です。
外壁塗装に関するトラブルは、建物の価値と外観に影響を及ぼす可能性があるため迅速な対処が不可欠。
信頼性のある外壁塗装業者の選定と、施工前後の検査・文書化が問題を未然に防ぐ鍵です。建物の美しさと耐久性を守るために、適切な対策を講じましょう。
