こんにちは、外壁塗装・屋根塗装・カバー工法をすべて同時に施工したTANAKAです。
こんな悩みを持つ方におすすめの情報です。
外壁塗装の種類を選ぶ際、耐用年数や価格、メンテナンスの頻度など、
さまざまな要素を考慮する必要があります。しかし、どの塗料が最適
なのか迷う方も多いかと。
そこで本記事では、外壁塗装の種類を徹底比較し、それぞれの特徴や選び方のポイントを詳しく解説します。
実際に外壁塗装を行った経験（外壁屋根ブログ）をもとに、外壁リフォームを検討中の方に役立つ、耐久性やコストパフォーマンスに優れた塗料の選び方を提案します。
外壁塗装の基本：種類と特徴
外壁塗装のおもな種類一覧
外壁塗装には多くの種類がありますが、それぞれの塗料や工法によって特徴が
異なります。以下に、おもな外壁塗装の種類をリスト形式でまとめました。
- アクリル塗料：価格が安価で、DIYでも使いやすいが、耐用年数が短い（5〜7年）。
- ウレタン塗料：柔軟性があり、さまざまな外壁材に適応。耐用年数は約8〜10年。
- シリコン塗料：価格と性能のバランスが良く、もっとも一般的。耐用年数は10〜15年。
- フッ素塗料：耐久性が高く、メンテナンスの手間が少ない。耐用年数は15〜20年。
- 無機塗料：最高クラスの耐久性と耐候性を持ち、耐用年数は20年以上。
それぞれの種類は価格、耐用年数、そして施工方法によって大きく異なります。
外壁塗装の選択肢を検討する際は、塗料の種類と用途に注意し、長期的な視点で選ぶことが重要です。
外壁材に応じた外壁塗装の種類と特徴
外壁材ごとに適した塗料があります。外壁材に合わない塗料を選ぶと、
早期の剥がれや劣化につながることも。以下の表で、外壁材に応じた
塗料の種類を確認してみましょう。
| 外壁材 | 推奨される塗料 | 特徴 | 耐用年数 |
| モルタル | シリコン塗料 | 柔軟でひび割れしにくい | 10〜15年 |
| サイディング | フッ素塗料 | 耐久性が高く長持ちする | 15〜20年 |
| コンクリート | 無機塗料 | 優れた耐候性を持つ | 20年以上 |
| 木造 | ウレタン塗料 | 柔軟性が高く防水性あり | 8〜10年 |
それぞれの外壁材に合った塗料を選ぶことで、建物の耐久性と美観を保つことができます。
外壁塗装の仕上げ種類と模様の選び方
外壁塗装は見た目にも大きな影響を与えるため、仕上げや模様の選び方が
重要です。以下のような仕上げ種類があります。
- リシン仕上げ：細かい粒子が特徴で、防汚性能が高い。
- スタッコ仕上げ：凹凸が多く、重厚感のある外観が特徴。
- 吹き付け仕上げ：均一な模様を作ることができ、耐久性が高い。
- ローラー仕上げ：滑らかな仕上がりが特徴で、均一な色ムラのない塗装が可能。
模様の選び方は、建物のデザインや周辺環境に応じて、個別に検討することが大切です。
外壁塗装の種類別耐用年数
外壁塗装の耐用年数は、使用する塗料の種類に大きく左右されます。
一般的に、次の耐用年数が目安です。
- アクリル塗料：5〜7年
- ウレタン塗料：8〜10年
- シリコン塗料：10〜15年
- フッ素塗料：15〜20年
- 無機塗料：20年以上
耐用年数を考慮して選ぶことで、長期的なメンテナンスコストを抑えることができます。
おすすめの外壁塗装種類と用途
おすすめの外壁塗装種類は、予算やメンテナンス頻度、耐久性を
考慮して選ぶことが重要です。
- コストパフォーマンス重視：シリコン塗料（バランスが良く、耐用年数も長め）
- メンテナンス回数を減らしたい：フッ素塗料や無機塗料（長期間の耐久性あり）
- 美観重視の住宅：ウレタン塗料や吹き付け仕上げ（多彩なデザイン可能）
これらの外壁塗装を検討する際には、自分のライフスタイルや家の状態に合ったものを選ぶことが大切です。
外壁塗装の価格と費用相場
外壁塗装の種類別価格比較
塗料の違いで価格が異なります。下記は一般的な住宅
（30坪程度）の相場です。
| 塗料 | 価格（30坪） | 耐用年数 |
| アクリル | 50万〜70万円 | 5〜7年 |
| ウレタン | 60万〜80万円 | 8〜10年 |
| シリコン | 80万〜100万円 | 10〜15年 |
| フッ素 | 100万〜120万円 | 15〜20年 |
| 無機 | 120万〜150万円 | 20年以上 |
塗料の違いにより初期費用は変わりますが、耐用年数を考慮すると、長持ちする塗料の方がコストパフォーマンスが良いです。
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コーキングやシーリングの種類と費用
- アクリルコーキング：安価ですが耐用年数は短め（約5〜7年）。価格は1メートルあたり200円〜。
- シリコンコーキング：耐水性が高く耐用年数は8〜10年。価格は1メートルあたり300円〜。
- ポリウレタンコーキング：柔軟性があり防水性が高い。価格は1メートルあたり500円〜。
外壁塗装と合わせてコーキングやシーリングを補修することで、耐久性が向上します。
賃貸住宅と戸建住宅での外壁塗装費用の違い
賃貸住宅と戸建住宅では、外壁塗装の費用や必要性が異なります。
賃貸住宅では、入居者の入れ替わり時に外壁塗装が必要となることが多く、シリコン塗料などがよく使われます。
一方、戸建住宅では長期的に住むことを考え、フッ素塗料や無機塗料が選ばれることが多いです。
| 住宅タイプ | 一般的な塗料 | 費用相場 |
| 賃貸住宅 | シリコン | 80万〜100万円 |
| 戸建住宅 | フッ素 | 100万〜120万円 |
価格を抑えるための外壁塗装の選び方
価格を抑えるためには、耐用年数と初期費用のバランスが重要です。
シリコン塗料は初期費用が安く、耐用年数も長いので、
コストパフォーマンスに優れています。
地域の業者に複数の見積もりを依頼すると、費用を抑えられます。
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→ 経験してわかった！外壁塗装おすすめ業者ランキングベスト３選
外壁塗装の耐用年数を徹底解説
外壁塗装を検討する際、耐用年数は非常に重要な要素です。
塗料の種類によって耐久性が異なるため、住宅の条件に合った塗料を選ぶことが、
長持ちする外壁にするためのポイントとなります。
ここでは、塗料の種類ごとの耐用年数や、外壁材に適した塗装方法について詳しく解説します。
シリコンやアクリルなど塗料の種類と耐用年数
外壁塗装に使用される塗料の種類はさまざまですが、
代表的な塗料とその耐用年数を見ていきましょう。
| 塗料の種類 | 耐用年数 | 特徴 |
| アクリル塗料 | 5〜7年 | 価格が安価で扱いやすいが、耐久性に劣るため短期間のメンテナンスが必要。 |
| ウレタン塗料 | 8〜10年 | 柔軟性があり、ひび割れやすい場所に適しているが、紫外線に弱い傾向がある。 |
| シリコン塗料 | 10〜15年 | 耐久性とコストパフォーマンスが良好。多くの家庭で採用される標準的な塗料。 |
| フッ素塗料 | 15〜20年 | 耐候性が非常に高く、とくにメンテナンス頻度を抑えたい場合に適している。 |
| 無機塗料 | 20年以上 | 最高レベルの耐久性を誇り、メンテナンス回数を極力減らしたい家庭に最適。 |
塗料の種類によって、耐用年数が大きく異なります。
例えば、シリコン塗料は多くの家庭で採用される標準的な選択肢であり、費用対効果が高い一方、アクリル塗料は短期間での再塗装が必要になることが多いです。
耐用年数を基に、自分の家に最適な塗料を選ぶことが大切です。
コンクリートやモルタル外壁に適した塗装とその耐用年数
外壁の材質によって適した塗料や工法が異なります。とくにコンクリートや
モルタル外壁の場合、選ぶべき塗料には特有のポイントがあります。
- モルタル外壁：ひび割れが発生しやすいため、柔軟性の高いウレタン塗料やシリコン塗料が適しています。耐用年数は10〜15年が目安です。
- コンクリート外壁：高い耐候性が求められるため、フッ素塗料や無機塗料が選ばれることが多く、耐用年数は15〜20年、無機塗料ならば20年以上です。
コンクリートやモルタルの外壁に適した塗料を選ぶことで、ひび割れや劣化を防ぎ、長期間にわたって美観と耐久性を保つことができます。
外壁塗装のメンテナンス頻度と耐用年数の関係
メンテナンス頻度は外壁塗装の耐用年数に直接関わります。メンテナンスを怠ると、
外壁の劣化が進行し、塗料の持つ耐用年数を全うできない場合もあります。
- アクリル塗料：短期間での再塗装が必要（5〜7年）。
- シリコン塗料：10年を目安に定期的な点検とメンテナンスが必要。
- 無機塗料：メンテナンス回数が少なく済む（20年以上）。
適切なタイミングでメンテナンスを行うことで、塗料の耐用年数を最大限に延ばすことが可能。塗装後も定期的に外壁の状態を確認し、ひび割れや色あせが見られたら早めに対応することが重要です。
外壁塗装の塗り方・工法の種類
外壁塗装には塗料の種類だけでなく、塗り方や工法の種類も重要です。
施工方法の種類によって、仕上がりの質や耐久性が異なるため、それぞれの特性を理解しておくことが大切です。
吹き付け塗装とローラー塗装の違い
外壁塗装の代表的な工法の種類には吹き付け塗装とローラー塗装があります。
それぞれの工法の種類にはメリット・デメリットがあるため、住宅の特性に
合わせた選択が必要です。
| 工法 | 特徴 | メリット | デメリット |
| 吹き付け塗装 | 塗料をスプレーで吹き付ける工法の種類。 短時間で広範囲を塗装可能。 | 凹凸のある外壁にも対応 しやすい | 塗料が飛び散りやすく、周囲を保護する必要あり |
| ローラー塗装 | ローラーを使用して塗料を塗る工法の種類。 均一な仕上がりが可能。 | 手作業で丁寧に仕上げられる | 凹凸の多い外壁には不向き |
吹き付け塗装は、広範囲を短時間で塗装できるため、とくに大面積の外壁に適しています。
対してローラー塗装は丁寧に仕上げることができ、小さな面積や細かい作業に向いています。住宅の構造や美観の仕上がりに応じて、適切な工法の種類を選びましょう。
刷毛を使用した外壁塗装の種類と特徴
- 細かい部分の補修：吹き付けやローラーで塗装できない細部に使用され、均一に塗料を塗ることができる。
- 丁寧な仕上がり：手作業で行うため、凹凸の多い部分でもムラなく塗装が可能。
刷毛を使用した塗装の種類は、職人の技術に依存する部分が大きいため、信頼できる業者に依頼することが重要です。
塗り方による仕上がりの違い：リシン仕上げやガルバリウム鋼板の塗装
仕上がりの違いも、塗り方や工法の種類によって大きく変わります。
例えばリシン仕上げやガルバリウム鋼板の塗装では、それぞれ特有
の方法が用いられます。
- リシン仕上げ
外壁に細かい粒子を吹き付ける工法の種類で、防汚性や耐候性が高く、モダンな外観に仕上がる。 - ガルバリウム鋼板の塗装
金属外壁には専用の塗料と工法が必要。高い耐候性と美観を維持するため、吹き付け塗装が多く使用される。
これらの仕上げ方法の種類によって、外壁の見た目だけでなく耐久性も大きく変わるため、適切な工法の種類を選択することが大切です。
特定の外壁塗装：壁材や仕上げに応じた選択肢
外壁塗装を検討する際、壁材や仕上げに応じた最適な塗料を選ぶことは、
塗装の寿命や仕上がりに大きな影響を与えます。
それぞれ壁材には特性があり、それに合った塗料を使用することで、耐久性と美観を最大に引き出すことが可能。
ここでは、外壁塗装における種類や選び方について深掘りして解説します。
積水ハウスの外壁塗装に使われる種類とポイント
積水ハウスの外壁は、多くの場合、サイディングやコンクリートパネルが
使われており、それに適した塗料選びが重要です。以下は、積水ハウスの
外壁塗装に使用される主要な塗料とその特徴です。
| 塗料の種類 | 耐用年数 | 積水ハウスに適した理由 |
| シリコン塗料 | 10〜15年 | 高い耐久性とコストパフォーマンスがあり、サイディングやパネルに適合。 |
| フッ素塗料 | 15〜20年 | 高い耐候性を持ち、長期間のメンテナンスが不要。 |
| 無機塗料 | 20年以上 | もっとも長寿命で、メンテナンス頻度を大幅に削減可能。 |
積水ハウスのような大手住宅メーカーでは、品質とデザインを重視しているため、外壁塗装の選び方も重要です。
シリコン塗料はコストパフォーマンスが良く、フッ素塗料は高い耐久性が魅力ですが無機塗料を選ぶことでメンテナンスの手間を減らし、さらに長持ちする外壁に仕上げることができます。
RC（鉄筋コンクリート）外壁塗装の種類と適した塗料
RC（鉄筋コンクリート）の外壁は、耐久性が非常に高い反面、外壁塗装に
よってさらにその寿命を延ばすことが可能です。RC外壁には以下のような
塗料が適しています。
- アクリルシリコン塗料
コンクリートの吸水性を抑える効果があり、ひび割れ防止に優れています。とくに、外壁の表面に細かいクラックが発生しやすい場合に効果的です。 - フッ素塗料
さらに耐久性を追求したい場合に適しています。紫外線や雨風に強く、メンテナンスサイクルを長くすることが可能です。
RC外壁は構造物そのものが非常に強固ですが、塗料選びによってその耐用年数をさらに延ばすことが可能。吸水性の低減やクラック防止に特化した塗料を使用することで、RC外壁の寿命をさらに延ばせると思います。
モルタル壁やリシン壁に最適な外壁塗装
モルタル壁やリシン壁は、外壁塗装の種類選びがとくに重要。これらの壁材は、
細かいひび割れや水分の侵入が問題になることが多いため、それに対応する塗料
を選ぶことが必要です。
- 弾性塗料
モルタル壁にとくに適しており弾力性があるため、ひび割れを防止します。外壁が動いた際にも塗膜が追従するため、ひび割れが発生しにくくなります。 - シリコン塗料
リシン壁にも使われ、汚れにくく耐久性も高いため、コストパフォーマンスが良い選択肢です。
モルタル壁やリシン壁は、弾力性と耐久性を兼ね備えた塗料を選ぶことで、ひび割れや劣化を防ぐことができます。
外壁塗装の色とデザイン：仕上がりのイメージ
外壁塗装は、単に住宅を保護するだけでなく、デザインや色選びに
よって住宅全体のイメージを大きく左右します。
どのような色や塗料を選ぶかは、長期的に見ても非常に重要な決断です。
外壁塗装の白やグレーの種類と特徴
白やグレーは外壁塗装において非常に人気のある色です。それぞれの色には
異なる特徴があり、適した塗料を選ぶことで、住宅全体の美観を保つことが
できます。
| 色 | 特徴 |
| 白 | 清潔感があり、住宅を明るく見せる効果がある。ただし、汚れが目立ちやすい。 |
| グレー | モダンで落ち着いた印象を与える。汚れが目立ちにくく、耐候性にも優れている。 |
外壁塗装の色選びでは、家のデザインや周囲の環境に合わせて、色の選択肢を慎重に考える必要があります。
とくに白は清潔感があるものの、メンテナンスが重要になるため、汚れに強いシリコン塗料などが推奨されます。
一方、グレーはモダンな印象を与えるため、フッ素塗料のように耐候性の高い塗料と組み合わせると、長期間にわたって美しい外観を保つことができます。
色選びのポイント：人気の外壁塗装カラーとその種類
外壁塗装で人気の色には、ブラウン系やベージュ系もあります。
これらの色は、自然環境や周囲の建物との調和が取れるため、
多くの家庭で選ばれています。色選びにおけるポイントは以下
の通りです。
- 家全体の統一感を考える: 屋根や窓枠の色とも調和する色を選ぶ。
- メンテナンス性を考慮: 汚れが目立ちにくい色を選び、メンテナンスの頻度を減らす。
- 周囲の環境との調和: 近隣の住宅や自然環境と合う色を選ぶことで、景観を損なわない。
これらの色選びのポイントを考慮しながら、家全体のデザインと調和するカラーを選ぶことが大切です。
外壁塗装で使用されるペンキとペイントの種類
最後に、外壁塗装で使用されるペンキやペイントについて見ていきましょう。
ペンキとペイントは、使用する材料や仕上がりに違いがあります。
- 水性塗料
環境に優しく、においも少ないため、住宅密集地での外壁塗装に最適です。乾燥も早く、扱いやすい特徴があります。 - 油性塗料
耐久性が高く、外壁の汚れに対し強い塗膜を形成します。とくに耐候性が求められる場所に適しています。
ペンキやペイントは、住宅の環境や目的に応じて選ぶことが必要です。
水性塗料は環境に配慮しながらも、扱いやすく施工もしやすい点が魅力。一方、油性塗料は耐久性があり、外壁をしっかりと保護したい場合に最適な選択です。
外壁塗装の下準備：下塗りや洗浄の種類
外壁塗装の下準備は、仕上がりの質や耐久性を大きく左右する重要なステップです。
とくに、下塗りや洗浄は外壁塗装の基盤を作るものであり、
それぞれに適した種類を選ぶことが成功のカギとなります。
以下では、下塗りと洗浄方法の役割や種類について詳しく解説します。
外壁塗装の下塗りの役割と種類
下塗りは、外壁塗装の初めの段階で行われるもので、塗料の密着力を高め、
仕上げ塗料をしっかりと固定するために非常に重要です。
下塗りを適切に行うことで、外壁塗装の寿命や仕上がりが格段に向上します。
以下に、おもな下塗りの種類とその役割を示します。
| 下塗りの種類 | 役割 | 使用例 |
| シーラー | 外壁の吸水性を抑え、仕上げ塗料がムラなく塗れるようにする。 | モルタルやコンクリート外壁に使用。 |
| プライマー | 下地と塗料の密着性を高め、剥がれを防ぐ。 | サイディングや金属外壁に適用。 |
| フィラー | 外壁の凹凸を埋め、平滑な仕上がりを実現する。 | ひび割れや凹凸のある外壁に使用。 |
シーラーは、吸水性の高い外壁に必須で、モルタルやコンクリート外壁の吸水防止に効果的です。
プライマーは、サイディングや金属系の外壁で使用され、塗料の剥がれを防ぐ役割を果たします。さらに、凹凸のある外壁にはフィラーを用いることで塗装の仕上がりを美しくし、耐久性を高めることが可能です。
洗浄方法とその種類による効果
外壁塗装を行う前に必ず行うべきステップが洗浄です。
外壁に付着した汚れやカビ、古い塗料の剥がれをきれいに取り除くことで、
新しい塗料がしっかりと密着し、外壁塗装の持ちが良くなります。
洗浄方法にはいくつかの種類があり、それぞれの効果が異なります。
- 高圧洗浄
一般的にもっとも多く使用される方法で、強力な水圧で外壁の汚れを一掃します。とくに、コケやカビの除去に優れています。 - バイオ洗浄
特殊な洗剤を使ってカビや汚れを分解し、除去します。環境に優しい点がメリットです。 - 低圧洗浄
繊細な外壁や、古い住宅で外壁を傷つけたくない場合に使用します。柔らかい素材の外壁に適しています。
外壁塗装の前にしっかりと洗浄を行うことで、塗料の密着度が高まり、長持ちする外壁を実現できます。
とくに、高圧洗浄は効率的で効果的ですが、住宅の状態に応じて洗浄方法を選ぶことが大切です。
✅ こちらも参考までに。
→ 【施工してわかった】外壁塗装１２の工程（スケジュール）と施工期間
外壁塗装の選び方ガイド：具体例とおすすめ
外壁塗装には多くの種類があり、それぞれ異なる特性や利点があります。
選び方のポイントは耐久性、コスト、メンテナンス性などを考慮し、
住宅や予算に合わせた塗料を選ぶことです。
ここでは、具体的な例とともに、リフォーム時に検討すべき外壁塗装の種類を解説します。
リフォーム時に検討すべき外壁塗装の種類
外壁リフォームを検討する際には、以下の外壁塗装の種類を
基準に選ぶと良いかと思います。
| 塗料の種類 | 耐久年数 | メンテナンス頻度 | コスト（㎡あたり） | おもな特徴 |
| アクリル塗料 | 5〜7年 | 高頻度 | 1,500〜2,500円 | 低コストだが、耐久性がやや低い。 |
| シリコン塗料 | 10〜15年 | 中程度 | 2,500〜3,500円 | 耐久性が高く、コストパフォーマンスに優れている。 |
| フッ素塗料 | 15〜20年 | 低頻度 | 3,500〜4,500円 | 紫外線や風雨に強く、メンテナンスが少ない。 |
| 無機塗料 | 20年以上 | 非常に低頻度 | 4,000〜5,000円 | もっとも耐久性が高く、長期間の美観を保てる。 |
リフォーム時には、予算やメンテナンスのしやすさを考慮してシリコン塗料やフッ素塗料が一般的な選択肢となります。とくに耐久性を重視したい場合は無機塗料を選ぶことで、長期間にわたってメンテナンスを減らすことが可能です。
外壁塗装の種類を比較したときのベストな選択肢
外壁塗装の種類を選ぶ際には耐久性、メンテナンス頻度、コストのバランス
を考えることが重要です。以下に、塗料の種類を比較しながらベストな選択肢
を探ります。
- 耐久性を重視
長期間のメンテナンスを避けたい場合、無機塗料やフッ素塗料がおすすめです。とくに、無機塗料は20年以上持つため、初期費用は高いものの、総合的なコストパフォーマンスが良好です。 - コストを抑えたい
初期費用を抑えたい場合、アクリル塗料やシリコン塗料が選ばれます。シリコン塗料はコストと耐久性のバランスが良く、もっとも人気があります。 - デザインや色の選択肢を広げたい
各塗料はさまざまな色や仕上がりが選べるため、デザインにこだわる方は、色の発色が良いシリコンやフッ素塗料を選ぶと良いかと思います。
外壁塗装は住宅の耐久性や外観に直結するため、種類ごとの特性を理解し、家の条件や予算に応じた選択が求められます。
各種類の外壁塗装におけるコストパフォーマンス
外壁塗装のコストパフォーマンスを考える際、単純に価格だけでなく、
耐用年数やメンテナンスの手間も重要な要素。以下に、コストパフォーマンス
の高い外壁塗装を比較します。
- アクリル塗料
初期費用は低いが耐久性が短く、頻繁なメンテナンスが必要でトータルコストが高くなる可能性がある。 - シリコン塗料
耐久年数が10〜15年と長く、価格も手頃なため、コストパフォーマンスが非常に高い。 - フッ素塗料
価格は高めだが耐久性が優れており、メンテナンスの回数を減らすことができるため長期的に見るとお得。 - 無機塗料
もっとも高価だが耐用年数が非常に長いため、とくに長期的に考えた場合のコストパフォーマンスが抜群。
コストパフォーマンスを重視するなら、初期投資が比較的安く、耐久年数も長いシリコン塗料がベストな選択肢となります。
まとめ
外壁塗装の種類は非常に多く、耐用年数や価格、メンテナンスのしやすさに大きな違いがあります。
もっとも大切なのは、自宅の環境や予算に応じて最適な塗料を選ぶこと。
とくに、耐久性を重視する場合は無機塗料やフッ素塗料が適していますが、コストを抑えつつ効果的な選択をしたい場合はシリコン塗料がおすすめです。
この記事を参考に、あなたの家に最適な外壁塗装の種類を見つけ、長く安心できる外壁を維持してみてください！
